ちょこ歴旅

歴史旅…というほどじゃない、気楽な史跡巡り備忘録
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大津の三城巡り

2014年11月23日 23時53分50秒 | オートバイ
今日は津山以来、三ヶ月ぶりのオートバイ
ツーリング。
目的地は滋賀県の大津です。

朝9時に出発。
中央環状~第二京阪で京都を経て、国道1号
線で大津へ。
全て下道で約2時間半の道のりです。

で、大津のどこへ行くのかというと…。

膳所城跡。
関ヶ原の戦いで落城した大津城に代わり、
大坂の豊臣包囲網の一環として、築城名人の
藤堂高虎の縄張りにより築かれた城。
当時は琵琶湖の水面に突き出た本丸に4層の
白亜の天守が聳える美しい城だったそうです。
残念ながら、今は石碑と石垣の石材が残る
だけですが、湖面に突き出した本丸の敷地は
埋め立てられずに残っています。

膳所城跡公園にバイクを停め、歩いて2~3
分の膳所神社へ。

この神社表門(重要文化財)は、かつての
本丸大手門で、薬医門形式の重厚な門。


ちなみに、この薬医門形式の神社北門も城門。

膳所神社から旧東海道沿いに歩いて3~4分
の篠津神社へ。

こちらの神社表門(重要文化財)は北大手門
だったそうで、高麗門形式のいかにも城門
らしい佇まい。

さらに旧東海道沿いに歩いて3~4分の若宮
八幡神社へ。

棟上に鯱が上がるこの高麗門形式の門も
かつての城門。

そういえば、膳所藩関連の史跡と言えば、
泉大津の個人宅に移築された城門や河内長野の
飛び地の藩邸跡
を訪れたことも。

今日はたくさんの移築城門を見て歩けて、
満足、満足!

さぁ、再びバイクに跨りちょっと市内を
移動し、浜大津港へ。

大津らしい光景ですが、これではなく…

今やこの碑だけが痕跡を伝える大津城跡。
往時は湖面に浮く城で、すぐそこを湖水が
洗っていたとか。

浜大津の地形を見れば一目瞭然ですが、
山から琵琶湖に向かってすり鉢状に下って
いったところが大津城…こりゃあ守り難い。

実際、大津城は関ヶ原の戦いの前哨戦で落城。
ただし、京極高次ら3000人が立て籠もり、
西軍1万5000人を引き付けて決戦に
間に合わせなかったことが、関ヶ原の戦いの
結果に大きな影響を与えたといわれます。

ここまできたらもう一つ。

明智光秀が築いた坂本城跡へ。
かつては天守と小天守を持ち、安土城に
次ぐ城といわれたとか。

左の写真、光秀像が建つ坂本城跡公園は、
実は本来の城域の外。
右の写真、民家脇に建つ石碑は一応坂本城跡。

最後にせっかくなので、坂本らしい光景を。

日吉神社の参道、穴太積みの石垣は風情あり。

結局、時間の関係で大津の名所、日吉神社も
石山寺も行かなかったので、全体的にちょっと
地味だったかも。
でも私は3つの城跡を巡って十分満足してるん
ですけど…。

本日の走行距離は207km、帰りは寒くて
肩が凝りました。
今年最後のツーリングになりそうな予感…。


~今回の甘いもん~
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099(滋賀)石山 たばしる
100(滋賀)大津 三井寺力餅
101(滋賀)坂本 そば饅頭

Wヤングで奈良へ

2014年11月08日 22時35分46秒 | ロードバイク
今日は久々のロードバイク。
まともに乗るのは香芝に行った時(10/11)以来。
とりあえず、堺の鳳から北上、浅香から大和川を東に向かいます。

走りながら、どこに行こうか考えて…
どうせ行くなら奈良にしようかな?
やっぱり大和(止めと)こうかな?
古典的なWヤング風の駄洒落を考えながら走ること1時間。
あっという間に柏原に到着。

大和川の河川敷では柏原市民総合フェスティバル開催中。

全国美食フェスティバルとか魅力的なイベントもやってました。

それにしても、ほぼ1ヶ月ぶりにしては、なかなか調子良し。
よっしゃ!やっぱり奈良に行く鹿(しか)ない!

国道25号線で王寺へ出て、斑鳩を経て奈良自転車道を北上。

そろそろ紅葉の季節、やっぱりえぇな。

やがて、順調に平城京跡に到着。
さぁ、ベンチでゆっくりしようかな…。

ところがどっこい、ここでもイベント開催中。
自転車日和ってことは、イベント日和ってことですね。
もちろん、ゆっくりは出来ずに早々に退散。

この後、来た道を折り返します。
ところが帰りは、「久々」が効いて…大仏(だいぶつ)らい。
それでも、まぁ南都(なんと)か無事帰宅しました。

本日の走行距離は丁度100km、まずます満足です。
今日は久々ってこともあり、色々迷いながら走ったけど、
次回は平城(平常)心で走りたいものです。


~おまけ~

恒例の?本日のマンホール。

王寺町役場前にて撮影。
本町1丁目にある「和の鐘(やわらぎのかね)」がモチーフみたいです。
聖徳太子と所縁が深いことから「和をもって貴しとなす」の精神に因み、
平成元年に各市町村に1億円がばら撒かれた「ふるさと創生事業」で、
建設されたそうです。
今度、王寺町を訪れたら、一度見に行ってみよう(かね)?