ちょこ歴旅

歴史旅…というほどじゃない、気楽な史跡巡り備忘録
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伊賀上野の高石垣

2021年03月03日 00時05分00秒 | 散策、お出かけ
先日、ちょこっと伊賀上野城へ。

早速ですが、伊賀上野城と言えば、
なんといっても名築城家として名高い
戦国大名、藤堂高虎が築いた高石垣。

さすが国内屈指の高さ。
これは忍者でも登れません。

ところが高石垣は南西から北西だけで
北東はこんな感じ…

土塁に空堀?いや、わずかに水が…。
これなら忍者でなくても侵入可能?

右に高石垣、左に土塁を見つつ本丸へ
進むと左手(東)に一段高い一郭が。

本丸から一段高く立派な虎口に守られ
独立曲輪状になった城代屋敷跡。
筒井氏時代の本丸跡を高虎が石垣で
補強したようです。
このこじんまりと石垣で固めた感じ
が私のお気に入りです。

続いて本丸に降り?昭和6年築造の
木造復元天守を拝見。

本来は五重天守(完成目前で倒壊)
の天守台のため、余った敷地を囲む
塀が邪魔をして天守台の雄大さが
伝わってきません。
復興天守はいらん気がする…

最後に高石垣を本丸内から堪能。

やっぱり高い…足がすくむ…

大坂夏の陣で豊臣氏が滅んだために
完成を見ずに放置された伊賀上野城。
立派な石垣と質素な土塁の不均衡を
そのまま放置した辺りが藤堂高虎の
処世術、先見の明でしょうか。
ある意味サラリーマンの見本です…。


~今回の甘いもの~
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