砂上の楼閣

たまに思いついたことを時々書いたり書かなかったり。
ジャンル未定の備忘録みたいなものです。

加藤浩次のスッキリ 5月8日 PCRを語る

2020-05-09 01:00:32 | 健康・病気

スッキリという番組を見た。

すごーーくアホな話をしていた。

いろんなグラフを使ってPCRを絞っていたのが正しかったと言っていた。

恐ろしいグラフが、東京都の一日の相談者数の数とPCR検査数の推移を一つのグラフに纏めてそこから何らかの結果を見いだそうとしていた。

グラフのタイトルは、{東京都「相談件数とPCR検査」(4月)}というタイトルである。

データは東京都HPより

データはPCR検査数と受信相談窓口相談件数の2つ

そもそも比べようのないグラフなのだが一つに纏めて示している。

 

(下図は番組と同様のデータを使って作成しています。)

加藤浩次曰く、4月の上旬は相談件数に比べてPCR検査の数が少ないように思えるが、だんだんPCRの数が増えてきて4月の20日頃以降は相談してきた人の数とPCR検査の数が棒グラフでだいぶ合ってきた。つまり医者が必要と判断したPCR検査が上手く回るようになってきた。

と専門家の日本感染症学会 専門医 佐藤氏の意見を聞きながら話を纏めていた。

ふむふむ、

この受診者相談窓口の相談者件数は必ずPCR検査を行われているのか?

PCR検査数は、新規の患者を発見するためだけのPCR検査数なのか?

患者の退院のための陰性検査が含まれているのでは?

どのような関係性を示せるグラフなの?

加藤浩次が馬鹿に見えてくる・・・

いや、可哀想に思えてくる。日テレ・・言わば政府系寄りのテレビ局だからPCR検査数が少なくても大丈夫だよっと言いたい気持ちは分かる。

このグラフの説明の後、じゃー今現在PCR検査をどうしていったら良いのかを専門家に聞きました。

と続く。

3人の専門家の意見を紹介。

1.仙台医療センター ウイルスセンター長

これ以上増やすのは現実的ではない。

検査機関の負担が大きく検査の精度を維持できなくなる恐れも

2.日本臨床検査技師会 副会長

検査技師は通常業務を兼務

現在の環境のままでは検査数を増やすのは難しい

3.日本感染症学会 指導医 医師

地域によって格差

医療体制が異なるため場所によっては検査を受けられない人も出てきている

以上の意見紹介をフリップで行った。

それを受けて弁護士にどうでしょうかと振る加藤。

弁護士曰く、現状の制度を冷静に分析してその制度を如何に使うか、数だけ増やせばいいってものではない。全ての感染者を洗い出してそれをごっそり隔離するなんて出来ないのだから、だから、佐藤先生が言うように重症者に限って使うという手法が正しかったのでしょうと、

また、PCRの精度の問題をああだこうだ仰っていた。

加藤曰く、PCRを全ての無症状感染者に行うのは無理だし、無症状感染者の検査をやっても精度の問題漏れてしまい隔離(自宅療養やホテル隔離)出来ない人もあり結果一緒なんじゃないの?

だから市中にいる無症状の感染者の人は、なるべく外出しないしっかり手洗いをし人との距離をはかるそしてマスクをするということで乗り切っていくという考えで佐藤先生大丈夫でしょうかとコメンテーターの医師に振る。

要は、今までのPCR検査のあり方は正しかったとの内容でした。

 

今後は、先の3人の専門家の意見も聞きながら第2波にはPCR検査の体制をもっと構築していきましょうと。

なんじゃそりゃ?

 

 

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PCR検査が多くなかった理由

2020-05-05 23:32:11 | 健康・病気
国産の検査機器で対応させようとしていたから。
となぜ言わないのだろう?
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新型コロナウイルス感染率と血液型との関係 補足説明

2020-05-05 10:20:42 | 健康・病気

血液型にはご存じのようにABO式というのがあります。

O型の血液は、A型にもB型にも輸血することが出来る。

しかし、O型はO型しか輸血できない。

これはA型抗原とB型抗原とそれに対応する抗A抗体、抗B抗体の組み合わせで輸血適合が決まるという原理。

そこで、あるO型の人がSARS-CoV-2に感染し体内でウイルスが増殖した結果、出来たウイルスはO型の性質すなわちA型抗原もB型抗原も持たないエンベロープを持つ。

ウイルスのエンベロープは宿主細胞の膜由来ですから。

ここで、新型コロナウイルスのエンベロープにA型抗原やB型抗原が含まれているとそれに対する抗体を保持している人は罹りにくいという仮説を立ててみる。

中国で流行したウイルスが拡散されて世界に広がったが、地域によって感染率とか死亡者数が異なっている。ウイルスの変異は起こっていても病原性に影響のない変異であると仮定する。

 

極端な例を考えてみる。

O型が100%の国があり、誰かが感染したとすると問題なく感染を続ける。

 

では、O型が50%、A型50%の割合の国で例えばO型の患者がいたとする。その場合A型抗原もB型抗原も持たないウイルスが出来、O型にもA型にも感染する。

しかし、A型の人が感染した場合にA型抗原をエンベロープに持つウイルスが出来る。

この場合、A型の人には支障なく感染するが、O型の人にはA型抗原と抗A抗体との関係で罹りにくいと考える。感染速度のブレーキが生じると考える。

 

さらに、血液型A, B, Oの3タイプの人が均等に存在する国では更にブレーキが掛かる割合が高くなる。つまりO型患者からのウイルスがA型患者に感染しA型抗原をエンベロープに持つウイルスが出来、O型にもB型罹りにくくなると考えていく。

チャンとした国別の血液分布のデータが何処にあるのか私は知らない。

例えばwikiで調べてみると、イタリア北部と南部で血液型の分布が異なっている。

             A   B   O   AB

イタリア(北部)[40]       44%       11%       40%       5%

イタリア(中部)[40]       45%       12%       39%       4%

イタリア(南部)[40]       19%       28%       41%       12%

イタリア(全体)[40]       36%       17%       40%       7%

現在は分からないが、3月ぐらいの報道では北部と南部の患者発生数が異なっており、南部に疎開するというニュースがあった。

疎開しちゃーいけないんですけどね・・・

 

まぁ、お遊びなので誰か暇な人は数理モデルを作って遊んで下さい。

あくまでも暇つぶしの与太話なのでそこのところ宜しく。

 

 

 

 

 

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新型コロナウイルス感染率と血液型との関係

2020-05-04 22:22:59 | 健康・病気
ウイルスのエンベロープの観点から、各国の血液型分布と感染率を比べたら面白そうな気がする。

ヒマだからこんな事を考えてしまう。
データがあれば遊べるのだが。
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令和2年4⽉27⽇ 新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のゲノム分⼦疫学調査 (2020/4/16 現在)

2020-04-28 23:22:18 | 健康・病気

以下、新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のゲノム分⼦疫学調査より抜粋

新型コロナウイルス感染症におけるクラスター対策の概念
(新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領 より抜粋と改変)1
2019 年末の中国・武漢を発端とする新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) は 2020 年1⽉から2⽉にかけて国内に侵⼊し、地域的な感染クラスター(集団)を発⽣させた。発⽣現地にて積極的疫学調査が実施され、発⽣源と濃厚接触者の特定をもって、さらなる感染拡⼤を封じ込める対策が展開されてきた。⼀時は⾃治体ごとに感染者減少を確認し、感染クラスターの終息宣⾔等(北海道・北⾒クラスター2020/04/14 2)、地域的にはある⼀定の成果を得たが、後に各地で感染拡⼤が進⾏し、全国規模の⾮常
事態宣⾔に⾄った。

そこで、地⽅衛⽣研究所のご協⼒の下、国⽴感染症研究所において国内の新型コロナウイルスSARSCoV-2(⼀本鎖プラス鎖 RNA ウイルス、全⻑ 29.9 kb)のゲノム配列を確定し、感染クラスターの遺伝的な特徴を把握することでクラスターの発⽣原因の推定、そして迅速な終息のために積極的疫学調査の⽀援を開始した。

抜粋終わり 

凄い!

なんて凄い論文なんだ!

国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターがホームページで公開しているけど、もったいない。

なぜ?

NatureやScienceあるいはPNASに投稿しないのだろう?

きっと世界で賞賛されると僕は思う。

いろいろなSARSーCov-2があって、楽しそうじゃん♪

ダイヤモンドプリンセス株っていうのがあるのですね。

なんと、中国の武漢株と1塩基違っているのを確かめてそれは封じ込めたと。

さすがだ。

ミッション成功 北見のクラスターは武漢株なのですね?

引用文献には、北海道新聞の「北見集団感染「対策を終了」 新たな感染みられず 保健所
04/14 16:58 更新」

 

えっと、わからないのですが・・・

北見クラスターは封じ込めたが、いわゆる北海道全域の第2波っていうのは何株の何ウイルス?

結局何が言いたいの?

更にわからないのだが、

地域的にはある⼀定の成果を得たが、後に各地で感染拡⼤が進⾏し、全国規模の⾮常事態宣⾔に⾄った。

そこで、地⽅衛⽣研究所のご協⼒の下、国⽴感染症研究所において国内の新型コロナウイルスSARSCoV-2(⼀本鎖プラス鎖 RNA ウイルス、全⻑ 29.9 kb)のゲノム配列を確定し、感染クラスターの遺伝的な特徴を把握することでクラスターの発⽣原因の推定、そして迅速な終息のために積極的疫学調査の⽀援を開始した。

日本語の問題だが、非常事態宣言が発せられたことにより「そこで」以下の文章に繋がるわけだ。

時系列がおかしくない?

特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が4月16日、7都府県から全国に拡大したのでそれ以降に積極的疫学調査の支援を開始したわけ?

さらに、非常事態宣言とは緊急事態宣言のこと?

 

 

また、感染研のHPで次のような資料があった。

市民の皆様へ

新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する報道の事実誤認について
2020年3月1日
国立感染症研究所
所長 脇田 隆字
 
今般、北海道における新型コロナウイルス感染症に関する一部の報道において、国立感染症研究所(以下、本所)職員の発言趣旨に関して事実と異なる報道がございましたので、ここでご説明いたします。

1.前提:積極的疫学調査について
感染症が流行した際には、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」第15条に基づき、「積極的疫学調査」が実施されます。

積極的疫学調査とは、感染症などの色々な病気について、発生した集団感染の全体像や病気の特徴などを調べることで、今後の感染拡大防止対策に用いることを目的として行われる調査」です(厚生労働省ホームページより)。
積極的疫学調査は、都道府県・政令市・特別区の業務であるとともに、感染症の発生予防・まん延防止のために緊急の必要がある場合には、国が都道府県等の行う疫学調査について必要な指示を行うとともに、国自らも積極的疫学調査を行うことと定められています。また、地方公共団体等の調査体制を強化し、連携するため、都道府県等は、調査のため他の都道府県等に対して職員の派遣等の協力を求めることができることとなっています。

今般の新型コロナウイルス感染症においても、感染の急速な拡大を防止するために、本所をはじめ、公的な機関の職員らが連携して、全国各地で実施されています。

2.国立感染症研究所の職員による積極的疫学調査について
今般の新型コロナウイルス感染症への対応のため、新型コロナウイルス感染症厚生労働省対策本部クラスタ―対策班の指示により、国立感染症研究所等の職員7名が北海道に派遣され、積極的疫学調査に従事しています。

今回の積極的疫学調査では、感染の拡がりを、集団感染単位(クラスター)ごとに封じ込め、地域や国全体の感染の抑制、収束に至らせることを目的として活動しています。具体的な活動は、以下の通りです。

PCR検査によって感染が確定した人の接触者に何らかの症状が出た場合に、PCR検査によって感染の有無を確定すること

感染があることが確定すれば、次の感染伝播を防ぐために、その人の接触者に対して、行動の制限を依頼すること

3.一部報道による事実誤認について
一部の報道では、北海道に派遣された職員がPCR検査について「入院を要する肺炎患者に限定すべき」と発言し、「検査をさせないようにしている」との疑念が指摘されています。

しかし、積極的疫学調査では、医療機関において感染の疑いがある患者さんへのPCR検査の実施の必要性について言及することは一切ありません。

本所において、職員に対して聞き取り調査を行ったところ、

感染者の範囲を調査により特定し、対応を行っていく積極的疫学調査のあり方についてアドバイスを行った検査に関する議論の中で、「軽症の方(あるいは無症状)を対象とした検査については、積極的疫学調査の観点からは、「PCR検査確定者の接触者であれば、軽症でも何らかの症状があれば(場合によっては無症状の方であっても)、PCR検査を行うことは必要である」と述べた
「一方、接触歴が無ければ、PCR検査の優先順位は下がる」と述べたとのことでした。
職員が述べた考え方は、感染伝播の状況を把握することを目的とした、積極的疫学調査における一般的な考え方です。しかし、この考え方は、体調を崩して医療機関を受診する患者さんに対するPCR検査についての考え方ではありません。現在の政府の方針、すなわち、「医師が総合的に新型コロナウイルス感染症の疑いありとした患者に関しては検査が可能である」という考え方を否定する趣旨はなく、また、医療機関を受診する患者さんへのPCR検査の実施可否について、積極的疫学調査を担っている本所の職員には、一切、権限はございません。

よって、本所職員の発言の趣旨が誤った文脈に理解され、事実誤認が広がった可能性があるものと考えます。

4.積極的疫学調査にご協力いただいている皆様へ
感染者や接触者の皆様におかれましては、大変な状況のなかで、積極的疫学調査の趣旨をご理解いただき、ご協力くださっていることに心から感謝申し上げます。皆様の多大なご協力によって、新型コロナウイルス感染症への理解が進んできております。どうぞ今後ともご協力をよろしくお願い申し上げます。また、気になる症状がございましたら、管轄の保健所や帰国者・接触者相談センターにご相談ください。

5.報道に携わる皆様へのお願い
最近の各種報道では、上記の件以外でも、本所が「検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている」、「実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいる」といった趣旨の、事実と異なる内容の記事が散見されます。

こうした報道は、緊急事態において、昼夜を問わず粉骨砕身で対応にあたっている本所の職員や関係者を不当に取り扱うのみならず、本所の役割について国民に誤解を与え、迅速な対応が求められる新型コロナウイルス感染症対策への悪影響を及ぼしています。

報道に携わる皆様におかれましては、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」とその運用、ならびに本所の役割をよくご理解いただき、新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大の防止にご協力くださるよう、お願いいたします。

以上

 

 

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