教会学校で「信仰の父」といわれたアブラハムのところを準備しています。アブラハムは神様に召しだされてどこへいくかもわからないたびにでました。おいのロトもいっしょでと近くにすんでいたのですが、互いに所有する家畜があまりにも多くて場所がせますぎて、お互いのしもべどうしにあらそいがおきました。そこでアブラハムはロトと分かれることにします。目のまえには広大な草原があります。アブラハムは年長者であるのにロトに、「あなたの好きな方を選びなさい」と言います。ロトは見渡してとても潤っているように見える土地を選びました。アブラハムはつまり残り物をもらったのです。
なぜアブラハムはロトに先に選ぶ権利を与えたのでしょうか?普通はアブラハムが温和な性格だったとととらえるでしょう。しかしそれだけではありません。ロトと別れて後、神様はアブラハムに声をかけます。「あなたが見渡しているこの地全部を永久にあなたとあなたの子孫に与えよう。」子孫といってももうアブラハム夫婦は老人で子どもはいません。でも神様は「地のちりのように(多く)の子孫を与えよう」と約束されたのです。
わたしたちは自分がなにかを選択するときより良い方を研究し慎重に選びます。失敗したくないし幸せになりたいからです。でもアブラハムの方法はそうではありませんでした。「たとえ自分がどこへいくことになっても主は必ず私を幸せにしてくださる、最高のことをしてくださる」という信仰が根底にあったからこそロトに選ぶ権利を与えたのでしょう。大切なのは自分にとってなにがいいことかを考えるよりも、どこへ行っても祝福してくださる神様への信頼ですね。
先回書いたKちゃんのパパのためお祈りしてくださり感謝します。力のなかった目が強い光が出てきて冗談もいえるようになったそうです。彼はオリンピックの選手を見ていて「みんな自分のためにだけじゃなく祈って応援してくれる人のためにもがんばらなくちゃといっている自分もそうだ」と言ったそうです。主の力、祈りの集結はすばらしいですね。Kちゃんはなかなかパパに会わせてもらえないので「もうパパには会えないの?」と泣いたそうですが、きっと会える日も近いでしょう。これからもよろしくお願いします。