それが一番の問題

概要は後からついてくる

君たちに明日はない 垣根涼介

2011年11月14日 | 小説
君たちに明日はない (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


おもしろい。

「ワイルド・ソウル」も良かったけど、こちらも良い。

著者がもつ不良っぽい趣味、バイクや車、が心地よい。
今まで、そんな雰囲気を小説に反映させる小説家を知らなかったから。

社会的なところ、それでいて安っぽい希望を提示しないところなんかも好き。

同僚や先輩より、よっぽどリアルに感じる心理。
小説の中の登場人物だから、実在の人にような見栄や誤摩化がないからか。

こうゆう作品をたくさん読みたい。
現実を見つめたい。
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世界はインドで回っている 木下勇作

2011年11月14日 | 
世界はインドで回っている (幻冬舎ルネッサンス新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎ルネッサンス


内容とタイトルや帯の文言の間に距離があるように感じた。

現代インドのルーツをわかりやすく紹介という内容、それも経済でなく、文学やヨガなど文化的な面が多いかと思う。
そこらに興味がある人には特に良いと思う。

ショーペン・ハウアーがウシャニパッドの影響を受けていたとは知らなんだ。
ゲーテがカーリダーサの影響を受けていたことも知らなんだ。

つくづくつかみどころのない国だ。
Comments (2)
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