万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0936 玉藻刈る0850

2013年04月10日 | 万葉短歌

2013-0410-man0936
万葉短歌0936 玉藻刈る0850

玉藻刈る 海人娘子ども 見に行かむ
舟楫もがも 波高くとも  笠金村

0850     万葉短歌0936 ShuC323 2013-0410-man0936

たまもかる あまをとめども みにゆかむ
  ふなかぢもがも なみたかくとも
笠金村(かさの かなむら)=題詞原文には「笠朝臣金村」。第231歌、364歌参照。
【編者注】題詞原文は、「三年丙寅(ひのえとら)の秋の九月十五日に、播磨(はりま)の国の印南野(いなみの)に幸(いでま)す時に、笠朝臣金村が作る歌一首 并せて短歌」。長歌(第935歌)への「反歌二首」の第一首。
【訓注】玉藻(たまも=玉藻)。海人娘子(あまをとめ=海未通女)。舟楫(ふなかぢ=船梶)。波高くとも(なみたかくとも=浪高友)。