万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0960 隼人の0870

2013年04月30日 | 万葉短歌

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万葉短歌0960 隼人の0870

隼人の 瀬戸の巌も 鮎走る
吉野の滝に なほ及かずけり  大伴旅人

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はやひとの せとのいはほも あゆはしる
  よしののたきに はのしかずけり
大伴旅人(おほともの たびと)=題詞原文には、「帥大伴卿」(そち おほともの まへつきみ)。第316歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「帥大伴卿、遥かに吉野の離宮(とつみや)を思(しの)ひて作る歌一首」。
【訓注】隼人(はやひと)。瀬戸(せと=湍門)。巌(いはほ=磐)。鮎(あゆ=年魚)。吉野(よしの=芳野)。なほ及かずけり(なほしかずけり=尚不及家里)。