2014-0706-man1417
万葉短歌1417 名児の海を1286
名児の海を 朝漕ぎ来れば 海中に
鹿子ぞ鳴くなる あはれその鹿子 ○
1286 万葉短歌1417 ShuD419 2014-0706-man1417
□なごのうみを あさこぎくれば わたなかに
かこぞなくなる あはれそのかこ
○=未詳。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「羇旅歌」。
【訓注】名児(なご)[大阪府住吉海岸?]。漕ぎ(こぎ=榜)。海中(わたなか)。鹿子(かこ)[第4句、水手(かこ)?]。あはれ(■[(偏)立心(旁)可]怜)。鹿子(かこ=水手)[第5句]。
【巻七歌数】350(1068~1417)、うち短歌324(0963~1286)
(巻七 雑歌・譬喩歌・挽歌 了)