2014-0728-man1441
万葉短歌1441 うち霧らし1308
うち霧らし 雪は降りつつ しかすがに
我家の園に うぐひす鳴くも 大伴家持
1308 万葉短歌1441 ShuD462 2014-0728-man1441
□うちきらし ゆきはふりつつ しかすがに
わぎへのそのに うぐひすなくも
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文では「大伴宿祢(すくね)家持」。「この歌の時、年十五歳程度。」(依拠本) 03-0403歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢家持鶯歌一首」。「春雑歌」三十首(1418~1447)の第24首。
【訓注】うち霧らし(うちきらし=打霧之)。降りつつ(ふりつつ=零乍)。しかすがに(然為我二)[07-1397=然為蟹]。我家(わぎへ=吾宅)。