2017-0516-man2474
万葉短歌2474 山菅の2286
山菅の 乱れ恋のみ せしめつつ
逢はぬ妹かも 年は経につつ ○
2286 万葉短歌2474 ShuF141 2017-0516-man2474
□やますげの みだれこひのみ せしめつつ
あはぬいもかも としはへにつつ
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」(2415~2507、93首)の第60首。男。
【訓注】乱れ恋(みだれこひ=乱恋)[下記注]。
【編者注-みだれこひ】10-2171恋乱(こひみだれ)、11-2286乱恋(みだれこひ)、-2504恋乱乍(こひみだれつつ)。「乱」「恋」の接続表記はこの3か所だけ。類想表現「思ひ乱れ」の原文出現か所は、次の通り。04-0679念乱而(おもひみだれて)、-0724念乱而、09-1804(長歌)思乱而(おもひみだれて)、10-2092(長歌)思乱而、11-2354念乱而、-2365念乱而、-2620思乱而、-2764念乱而、-2765思乱而、12-2969念乱而、-3065念乱而、-3182思乱而、-3204思乱而、13-3272思乱而。