2017-1006-man2614
万葉短歌2614 眉根掻き2426
眉根掻き 下いふかしみ 思へるに
いにしへ人を 相見つるかも ○
2426 万葉短歌2614 ShuF258 2017-1006-man2614
□まよねかき したいふかしみ おもへるに
いにしへひとを あひみつるかも
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2517~2618、102首)の第98首。女。左注に、二異歌(参考歌としてのちの編者が挿入、と依拠本は推定)。
(1)「或本歌曰 眉根掻 誰乎香将見跡 思乍 気長恋之 妹尓相鴨」
(まよねかき たれをかみむと おもひつつ けながくこひし いもにあへるかも)
(2)「一書歌曰 眉根掻 下伊布可之美 念有之 妹之容儀乎 今日見都流香裳」
(まよねかき したいふかしみ おもへりし いものすがたを けふみつるかも)
【原文】11-2614 眉根掻 下言借見 思有尓 去家人乎 相見鶴鴨 作者未詳