万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3094 物思ふと2906

2019年02月16日 | 万葉短歌

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万葉短歌3094 物思ふと2906

物思ふと 寐寝ず起きたる 朝明には
わびて鳴くなる 庭つ鳥さへ  

2906     万葉短歌3094 ShuF676 2019-0216-man3094

ものもふと いねずおきたる あさけには
  わびてなくなる にはつとりさへ
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第131首。男。
【訓注】物思(ものもふ=物念)。寐寝ず(いねず=不宿)。朝明(あさけ=旦開)。わびて(和備弖)。庭つ鳥(にはつとり=鶏)。
【類想歌】11-2465 我背児尓 吾恋居者 吾屋戸之 草佐倍思 浦乾来  作者未詳
             (わがせこに あがこひをれば わがやどの くささへおもひ うらぶれにけり)