2021-0808-man4058
万葉短歌4058 橘の3768
橘の とをの橘 八つ代にも
我れは忘れじ この橘を 元正上皇
3768 万葉短歌4058 ShuI414 2021-0808-man4058
□たちばなの とをのたちばな やつよにも
あれはわすれじ このたちばなを
○元正上皇(げんしゃう じゃうくゎう)=4057歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第27首。題詞に、「御製一首」。4060歌左注併照。
【訓注】とをの(とをの=登乎能)[「実(み)の重みで枝の撓むさま。<たわ>とも」。08-1595枝毛十尾二(えだもとををに)、10-1896十緒(とををにも)、など他所では<とをを>]。
【原文】18-4058 多知婆奈能 登乎能多知婆奈 夜都代尓母 安礼波和須礼自 許乃多知婆奈乎 元正上皇