2021-0819-man4069
万葉短歌4069 明日よりは3779
明日よりは 継ぎて聞こえむ ほととぎす
一夜のからに 恋ひわたるかも 能登乙美
3779 万葉短歌4069 ShuI429 2021-0819-man4069
□あすよりは つぎてきこえむ ほととぎす
ひとよのからに こひわたるかも
○能登乙美(のとの おとみ)=「伝未詳。・・・能登一帯に住んでいた豪族らしい」。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第38首。左注に、「右一首羽咋郡擬主帳(ぎしゅちゃう)能登臣乙美作」。
【訓注】明日よりは(あすよりは=安須欲里波)。ほととぎす(保登等芸須)。一夜のからに(ひとよのからに=比登欲能可良尓)[「<からに>は、小さなことが原因で、大きなことが生じる場合にいう。<から>は<柄>で事由・原因」]。