万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4073 月見れば3783

2021年08月23日 | 万葉短歌

2021-0823-man4073
万葉短歌4073 月見れば3783

月見れば 同じ国なり 山こそば
君があたりを 隔てたりけり  大伴池主

3783     万葉短歌4073 ShuI443 2021-0823-man4073

□つきみれば おなじくになり やまこそば
  きみがあたりを へだてたりけり
○大伴池主(おほともの いけぬし)=08-1590歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第42首。題詞に、「越前(こしのみちのくちの)国掾(じょう)大伴宿祢池主来贈(おこする)歌三首」。続けて前文(要旨)に、今月(天平21年(749))14日、(隣国越中国の近くの)深見村に来て、あなた(家持)のことがしきりに思われて、と。さらに小題に、「一 古人云」。
【訓注】月見れば(つきみれば=都奇見礼婆)。同じ国なり(おなじくになり=於奈自久尓奈里)。君(きみ=伎美)。