万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4059 橘の3769

2021年08月09日 | 万葉短歌

2021-0809-man4059
万葉短歌4059 橘の3769

橘の 下照る庭に 殿建てて
酒みづきいます 我が大君かも  河内女王

3769     万葉短歌4059 ShuI414 2021-0809-man4059

□たちばなの したでるにはに とのたてて
  さかみづきいます わがおほきみかも
○河内女王(かふちの おほきみ)=「高市皇子の娘。・・・歌はこの一首のみ。」
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第28首。題詞に、「河内女王歌一首」。4060歌左注併照。
【訓注】橘(たちばな=多知婆奈)。酒みづき(さかみづき=佐可弥豆伎)[「<酒みづく>は酒に浸る、酒宴を催す意」。18-4116(長歌)左加美都伎 安蘇比奈具礼止(さかみづき あそびなぐれど)、など]。