2021-0814-man4064
万葉短歌4064 大君は3774
大君は 常磐にまさむ 橘の
殿の橘 ひた照りにして 大伴家持
3774 万葉短歌4064 ShuI415 2021-0814-man4064
□おほきみは ときはにまさむ たちばなの
とののたちばな ひたてりにして
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第33首。左注に、「右二首大伴宿祢家持作之」。
【訓注】大君(おほきみ=大皇)。常磐(ときは=等吉波)。橘(たちばな=多知婆奈[2か所])。ひた照り(ひたてり=比多氐里)[「<ひた>はひたすら。・・・<照り>の原文<氐>は広〔広瀬本〕に拠る。底本〔西本願寺本〕ほか諸本<底>。つとに池上禎造・・・<氐>が正しいとしている」]。