万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4504 うるはしと4175

2022年10月05日 | 万葉短歌

2022-1005-man4504
万葉短歌4504 うるはしと4175

うるはしと 我が思ふ君は いや日異に
来ませ我が背子 絶ゆる日なしに  中臣清麻呂

4175     万葉短歌4504 ShuJ784 2022-1005-man4504
 
□うるはしと あがもふきみは いやひけに
  きませわがせこ たゆるひなしに
〇中臣清麻呂(なかとみの きよまろ)=20-4497歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第212首。「二月於式部大輔…歌十五首」の第9首。左注に、「右一首右中弁大伴宿祢家持」。
【訓注】うるはし(宇流波之)[「親愛をこめて気高いまでの美しさ…。目上の人や女から男に対して…」]。我が思ふ君(あがもふきみ=阿我毛布伎美)[恋歌仕立てなので、「君」「我が背子」は、「表では前歌の家持…、裏では今日の御一同…」]。日異(ひけ=比家)[「日ごとに増す」]。我が背子(わがせこ=和我世古)。