2022-1013-man4512
万葉短歌4512 池水に4183
池水に 影さへ見えて 咲きにほふ
馬酔木の花を 袖に扱入れな 大伴家持
4183 万葉短歌4512 ShuJ803 2022-1013-man4512
□いけみづに かげさへみえて さきにほふ
あしびのはなを そでにこきれな
〇大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第220首。「属目山斎…歌三首」の第2首。左注に、「右一首右中弁大伴宿祢家持」。
【訓注】咲きにほふ(さきにほふ=佐伎尓保布)。馬酔木(あしび=安之婢)。扱入れな(こきれな=古伎礼奈)[「<扱入(こき)る>は<扱(こ)き入(い)る>の約。…<な>は…勧誘…」]。