2019-0206-man3084
万葉短歌3084 海女娘子2896
海女娘子 潜き採るといふ 忘れ貝
よにも忘れじ 妹が姿は ○
2896 万葉短歌3084 ShuF671 2019-0206-man3084
□あまをとめ かづきとるという わすれがひ
よにもわすれじ いもがすがたは
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第121首。男。
【訓注】海女娘子(あまをとめ=海処女)。潜き採ると(かづきとると=潜取)。忘れ貝(わすれがひ=忘貝)[「ここは・・・一枚貝の鰒(あわび)」]。よにも(代二毛)[「打消の<じ>と呼応して、けっして、の意となる」]。姿(すがた=光儀)。