日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

アベノミクスの罪は重い

2022年07月03日 08時59分59秒 | Weblog
今朝の信州は気温が20度とちょっぴり涼しく感じた朝です。
昨日はauの通信障害で、私のメールが一日止まりました
今、さっき8時過ぎに復旧した模様で漸くEメールが到着
して、これからその分析に入ります。

アベノミクスの見直しから官僚人事まで、ことごとくぶつ
かり合う岸田文雄現総理と安倍晋三元首相。だがこの2人
が唯一、歩調を合わせられる政策があった。年金の支給額
引き下げである。容赦ない「年金減額」を実践したのが・
安倍晋三元首相です。
8年間の長期政権でなんと年金を6.5%も引き下げたのです
第1次政権時代に「消えた年金」問題で煮え湯を飲まされ
た安倍氏は、病気の所為にして政権を投げ出してほとぼり
が覚めて又政権に返り咲くとまず「年金特例水準」の解消
に乗り出しました。
これは自公政権が過去の物価下落時(2000~2002年)に
「高齢者の生活に配慮する」と年金を引き下げずに据え置
いたことで、受給額が本来の年金額より高くなっていたこ
とです。とはいえ、当時すでに20年近くが経ち、年金生活
者にとって特例水準の年金額が生活の基準となっていた。
安倍政権はこれを「もらいすぎ年金」と批判キャンペーン
を張り続けて、当時の高支持率を背景に2013年から3年間で
2.5%減らした。それが終わると、2015年にはマクロ経済
スライドを初めて発動した。
そして2016年に「年金減額法」を成立させ、物価が上がっ
ても賃金が下がれば年金を減らす新たな年金減額の仕組み
をつくった。
矢継ぎ早の高齢者狙い撃ちでした。それでも国民はこの安
倍政権を支え続けて来ていました。
「それだけではありません。安倍年金改革では、キャリー
オーバーという仕組みを導入しました。物価上昇率がマク
ロ経済スライドの0.9%より低かったり、物価が下がって
スライド(減額)が発動できない場合、マイナス分を翌年
以降に繰り越して、次に物価が上昇したときに一気に適用
して年金を目減りさせる仕組みです。この導入で物価上昇
と賃上げが同時に起きた場合も、年金アップが非常に難し
くなることになりました。
どこまでも年金は絶対増やさないぞと網をかけたのです。
キャリーオーバー分を合わせると来年度のマクロ経済スラ
イドは1.2%マイナスになる見込みだ。物価上昇率と賃上げ
がそれ以上の水準にならなければ、物価が上がっても年金
は全く増えない。
それだけ年金生活者を苦しめても、年金の破綻はいまや明
らかです。国民に「100年安心」の嘘をはっきり突きつけ
たのは、「老後は年金の他に2000万円が必要」と指摘した
2019年の金融庁審議会の報告書だった。国民の年金不安が
高まると、安倍首相は報告書を撤回させて、更に次のよう
に嘯いたのである。
「マクロ経済スライドも発動されましたから、いわば・・
『100年安心』ということはですね、年金は確保された」と
どこまでも安心の嘘を押し通す姿勢で、それは岸田首相も
踏襲しているようだ。と週刊ポスト2022年7月8・15日号が
報じています。我々はこの政権を、モノカケや花見問題を
忘れたようなそぶりで、支持してきたのが今の年金制度で
その深みにまたまた 沈められそうなこの頃です。






























コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする