日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

中小企業政策に乏しい国

2022年07月19日 07時52分18秒 | Weblog
今朝の信州はまたまた雨ですが、大した雨ではないが九州
は各地で大雨とか、線状降水帯とか皆さん気をつけてください
 《11年ぶりに増加に転じた赤字法人割合》
先日、国税庁が公表した「2020年度分会社標本調査」の結果
によると、同年度分の法 人数は278万8737社(前年比1.1%増)
で、このうち連結親法人は1823社(同5.9%増)、連結子法人
は1万3811社(同6.4%増)でした。連結子法人を差し引いた
279万560社のうち利益計上法人(黒字法人)が105万782社
(同▲0.3%)で微減ながら10年ぶりの減少、欠損法人(赤字
法人)は173万9778社(同2.9%増)で2年ぶりの増加となり
ました。
この結果、全法人に占める欠損法人の割合は62.3%となり
前年度まで過去最も欠損割合が高い72.8%となった2009年
度分から下がり続けていた赤字法人割合は、11年ぶりに増加
に転じました。2020年度調査では、新型コロナウイルス感染
症の影響による企業の業績悪化等が反映されたことにより
黒字法人の所得金額は、2009年度分以来10年ぶりに減少に
転じた前年度に引き続き2年連続で減少しています。
全法人の営業収入金額は1350兆943億円(前年度比▲9.1%)
で、このうち黒字法人の営業収入金額は981兆6949億円
(同▲13.4%)と大幅に減少し、ともに2年連続で減少しま
した。黒字法人の所得金額は63兆7868億円(同0.8%増)と
微増ながら増加に転じましたが、過去最大だった2018年度
(69兆7456億円)に比べて5兆9588億円減少。また、法人
税額は11兆1779億円(同▲0.3%)で2年連続の減少となり
ました。
一方、“景気のバロメーター”と言われる交際費等の支出額は
2兆9605億円と前年度比▲24.9%の大幅減少で2年連続の
マイナスとなりました。また、このうち税法上損金不算入
とされた金額は17.8%に当たる5268億円(同▲46.2%)で
した。営業収入金額10万円当たりの交際費支出額は、全体
では219円でした。
以上が国税当局の発表の要旨でしたが、其の前に日本の企業
のうち中小企業の割合が9割以上ということです。数で1割
の大企業は、ほとんどが増収総益過去最高益の更新と聞か
される中で中小企業は相変わらず苦しみ続けている、企業
間でもその格差がひどく大きくなってきていることに気が
付くと思います。国や行政の経済対策は大企業向けの対策
であって、中小企業には向いていないことが分かってもら
える発表となっています。交際費も約25%も減少している
んですから、飲食業やサービス産業は大変なことでしょう
前年度10.8兆円の税収から今年度12.1兆円に増加している
中でそのほとんどが大企業で中小企業は相変わらず低迷。
もっときめの細かな経済対策を期待したいものですが・・

わが家の庭に咲く花たち



















コメント (8)
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