日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

マイナンバーカードと保険証

2022年07月20日 08時22分38秒 | Weblog
今朝の信州、久しぶりに朝から薄曇り空は半分晴れて西の
北アルプスが雲の中です、気温21度の快適な朝です。

政府は、マイナンバーカードに健康保険証の機能を組み
入れた「マイナ保険証」を普及させようと、様々な取組
みを始めている。本来は医療機関の電子カルテ化推進の
のためと思っていましたが、なんとなくここへきて方向
が医療機関に向いて、国民の方から変な方向へむき出し
ています。本来の「マイナ保険証」について考えてみる
マイナ保険証が使える医療機関を受診すると、窓口での
医療費の負担が増えることとなります。
具体的には、マイナ保険証が使える医療機関で、マイナ
保険証を利用して受診すると、3割自己負担の患者さんは
初診時に21円、再診時に12円、薬の調剤で9円の負担増
となります。おまけにマイナ保険証を使おうが使うまいが
マイナ保険証が使える医療機関を受診すると、初診時に
追加して9円の負担が生じる。
残りの7割分は、我々が月々支払っている保険料や税金で
賄われて、医療機関の収入(診療報酬)となる。それも
相似拡大的に増えることになります。
マイナ保険証を普及させようと、患者の医療費負担を増
やすのは本末転倒なのだが、医療機関には「おいしい」話
になっている。これを「アメ」として、マイナ保険証を
普及させたいとの思惑がある。
確かに、現時点で、どの医療機関でもマイナ保険証が使え
るわけではない。使えるようにするには、医療機関は、
オンライン資格確認システムを導入しなければならない。
ところが、今年3月下旬時点で、全医療機関の14%でしか
使えないようなんです。
だから、医療機関に、オンライン資格確認システムを導入
してもらうよう、「アメ」を与えようとしている。それが
上記のような診療報酬の変更(改定)、というわけだ。
思い起こせば、2018年4月に新設されたが後に廃止された
「妊婦加算」も、まったく同じ構図だった。妊婦の診療
に積極的に取り組む医療機関を増やそうと、妊婦を診察
すると、より多く診療報酬が得られるようにしたのが、
妊婦加算だった。しかし、これは妊婦にとっては負担増
でしかなかった。この負担増に批判が高まり、2019年
1月から加算は凍結され、2020年4月には廃止された。
政府は先ごろ、マイナンバーカードを健康保険証として
利用できる「マイナ保険証」に対応する医療機関の受診
で、患者の窓口負担が増える仕組みを見直す方向で検討
に入ったようです。マイナ保険証に対応できる医療機関
を増やすため、2022年度診療報酬改定で加算措置を設け
たが、患者の自己負担も増えるため、国会で批判が高ま
っていたので再検討に入った。
政府自民党の政策は、この政策で誰が儲かってそのツケ
を誰が負うのかしっかりと計算されていました。いつも
こんな政策ばかりの昨今です。



















コメント (6)
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