宮本輝の「骸骨ビルの庭」ですが,出張やら何やらでまだ全部読んでないのですが,これ面白いですよ。
私的にちょっと琴線にふれる一節があります。これです。
「それまでも幾度か,決意を不動にしたかに思える瞬間はあった。それらはそのたびごとに嘘ではなかった。だが,人間は変われない生き物なのだ。自分の人生を決める覚悟は,一度や二度の決意では定まり切れるものではない。何度も何度も,これでもかこれでもかと教えられ,叱咤され,励まされ,荒々しい力で原点にひきずり戻され,そのたびに決意を新たにしつづけて,やっと人間は自分の根底を変えていくことができるのだと思う。」
「荒々しい力で原点にひきずりもどされ」
ですよ。か~痺れますね。なんか私が読んだ今までの宮本作品と少しちがう感じです。もちろん良い意味です。
私ごときが生意気なようですが,人間の「性根」ということに関してこんなに簡単に表現できるんですね。
つい頷きながら読んでしまいました。
明日からスカっと晴れて春に近づきませんかねぇ
私的にちょっと琴線にふれる一節があります。これです。
「それまでも幾度か,決意を不動にしたかに思える瞬間はあった。それらはそのたびごとに嘘ではなかった。だが,人間は変われない生き物なのだ。自分の人生を決める覚悟は,一度や二度の決意では定まり切れるものではない。何度も何度も,これでもかこれでもかと教えられ,叱咤され,励まされ,荒々しい力で原点にひきずり戻され,そのたびに決意を新たにしつづけて,やっと人間は自分の根底を変えていくことができるのだと思う。」
「荒々しい力で原点にひきずりもどされ」
ですよ。か~痺れますね。なんか私が読んだ今までの宮本作品と少しちがう感じです。もちろん良い意味です。
私ごときが生意気なようですが,人間の「性根」ということに関してこんなに簡単に表現できるんですね。
つい頷きながら読んでしまいました。
明日からスカっと晴れて春に近づきませんかねぇ