この本の中で、気になる言葉を見つけた
「お客さんの一番喜ぶんは{期待以上だった時}やねん
お客さんいうのは{だいたいこれくらいの事してくれんのやろな}
って無意識のうちに予想してるもんやねん
その予想を超えたるねん
ええ意味で裏切んねん
サプライズするねん
そしたら、そのお客さんめっちゃ喜んでまた来てくれるんやで」
「耳に痛い言葉」だった
もちろん最初はやってた
失礼な言い方だけど
それまで料理を作ってた人は「ろくに修行した事も無い、ほとんど素人」だった
俺が(これが本物の料理や、というのを作ってビックリさせてやろう)と思った
今までは「サバの塩焼き」ばっかりだったのを
「サワラの柚庵焼きや、味噌焼き」にしたり
煮物でも「一度油で揚げてから炊いた」
酢の物では、タコやイカの他に「魚の南蛮漬け」にしたり・・・
もちろん刺身は「さっきまで生きてた魚」を使った
最初は上手くいった
そしてドンドン仕事が増えていった
ところが途中から「二千円の幕の内には、これくらい入れればいいな」
と自分で決めてしまった
「お客さんの予想を超える」という事をしなくなった
これは反省する必要がある
でも・・・と思う
最近の幕の内やオードブルを見ると、とにかく量が多い
あれを本当にお客さんは喜んでるんだろうか?
出す店は、ちゃんと原価計算ができてるんだろうか?
そして、確かに2~3回はサプライズだろう
でも、その後はどうするんだろう?
あれが「当たり前」になってしまったら?
もっと量を増やすのか?
もっと値段を安くするのか?
どうも「サプライズの方向を間違えてる」という気がするんだけど・・・
「お客さんの一番喜ぶんは{期待以上だった時}やねん
お客さんいうのは{だいたいこれくらいの事してくれんのやろな}
って無意識のうちに予想してるもんやねん
その予想を超えたるねん
ええ意味で裏切んねん
サプライズするねん
そしたら、そのお客さんめっちゃ喜んでまた来てくれるんやで」
「耳に痛い言葉」だった
もちろん最初はやってた
失礼な言い方だけど
それまで料理を作ってた人は「ろくに修行した事も無い、ほとんど素人」だった
俺が(これが本物の料理や、というのを作ってビックリさせてやろう)と思った
今までは「サバの塩焼き」ばっかりだったのを
「サワラの柚庵焼きや、味噌焼き」にしたり
煮物でも「一度油で揚げてから炊いた」
酢の物では、タコやイカの他に「魚の南蛮漬け」にしたり・・・
もちろん刺身は「さっきまで生きてた魚」を使った
最初は上手くいった
そしてドンドン仕事が増えていった
ところが途中から「二千円の幕の内には、これくらい入れればいいな」
と自分で決めてしまった
「お客さんの予想を超える」という事をしなくなった
これは反省する必要がある
でも・・・と思う
最近の幕の内やオードブルを見ると、とにかく量が多い
あれを本当にお客さんは喜んでるんだろうか?
出す店は、ちゃんと原価計算ができてるんだろうか?
そして、確かに2~3回はサプライズだろう
でも、その後はどうするんだろう?
あれが「当たり前」になってしまったら?
もっと量を増やすのか?
もっと値段を安くするのか?
どうも「サプライズの方向を間違えてる」という気がするんだけど・・・