電車の待ち時間、本屋で立ち読みしていたら、変だな、と思う本が目についた。
同じ量なら砂糖と蕎麦はカロリー同じくらいだから砂糖は悪くない。
確かに砂糖に罪はない。
そもそもカロリーで較べること自体がナンセンス。
例えば昼食をご飯や蕎麦などの代わりに砂糖で済ませる、
というのは有り得ないし、砂糖の入った何か甘い物で済ませる、
というのも心が満足しないだろう。
この著者は砂糖など、甘い物が好きな方なのでしょうね。
私も嫌いではありませんが、
黒砂糖やハチミツなどの方が体に優しいので好きです。
(白砂糖は自然界にはない状態に過度に精製されて
しまった物なので、体の中に入ると、不適合として残り、
貯まると病気を引き起こしたり、悪さをします)。
かと思うと、主食である炭水化物を捕らないように、
と破天荒なことを言っている本も目についた。
お米の尊さはどこへ行ってしまったんだ?
昔は年貢に米を納めていたというのに。
お上(神)にお米。米は主食として日本に住む人達に親しまれてきた物。
お米を作る大変さ。季節を越えて実った大事な宝を頂く豊かさ。
その宝の代わりに肉を食えとは。
飽食の時代は末期を迎えようとしている。
動物の肉を頂くというのは、
お祭りなど、ハレの日だけに認められる大切な催しだったはず。
肉を量産するために動物に化学肥料や抗生物質を
与えて苦しめ、彼らの健康を破壊し、
またそれを食べる人間の心身の健康をも破壊している。
すべて思い込みからくることかもしれないけれど、
先人の思いや自然に即した生活。
やって来たことなどを敬って生活したいと思う。
すべて引っくるめて、キレイに生きたいと思う。
何かをするために何が必要か、考えて生きたいと思う。
切り身の肉でなく、牛や豚を自分で殺して
食べる勇気があるか、自分で殺して食べなさいということでなく、
その大変さを噛み締め
一口一口大切に命を頂く、その心構えを持って
生きて欲しいと。
そういうことを伝えていきたいのです。