私は関内の大通り公園を、暑さに唸りながら歩いていました。
この地域は、デンジャラスな人と普通の人が共存しておりまして、
上半身裸で寝ている人や、昼間っから酒飲んでぶつぶつ言ってる人がいても、
誰も気にする様子はありません。
そんな中、
「お兄さん!スキンヘッドカッコいいね!」
酎ハイ片手の釣り人ジャケットを着たおっさんが、
大きな声で僕に向かって言いました。
そんなのに構ってる暇は無いと無視して通り過ぎるつもりでした。
でもおっさんは続けます「ホントいいね!スキンヘッド!」
「あっ、もう許せない」
僕はこれ以上ないくらい眉間にしわを寄せて彼のもとに戻りました。
「ねぇ?馬鹿にしてんの?」
「えっ、いやホントにいいなと思って」
「そんなに良かったら、いま直ぐお前もスキンヘッドにしてやろうか?」
でも髪の毛フサフサのそのおっさんの顔見てたら段々馬鹿らしくなり、
「ったく、俺が何したってんだよ」
僕はその場を立ち去りました。
それから10分ぐらい歩き、会社近くに差し掛かった時、
もう一発お見舞いされるとは思いもよりませんでした。
如何にもヤバい感じのコンビニ袋をさげた気の弱そうなおじさんが、
僕の前に立ちはだかり、
「すいませんでした!!すいませんでした!!」
深々と頭を下げるのです。
ならず者の街に慣れている僕でも、「近所で有名なすいませんおじさん」の出現には、
少々びっくりしましたが、何だかスッキリさせてもらいました。
(さっきのおじさんとは何の関連もありません)
そう、これで一連の事件が完結したわけです。
「これはご丁寧にどうも」
僕は笑顔でかえしました。
「しっかし、こう暑いと色んなヤバい人が出てくるね~。」
ニヤニヤしながら歩いている僕も、はたから見たら結構ヤバかったかも
この地域は、デンジャラスな人と普通の人が共存しておりまして、
上半身裸で寝ている人や、昼間っから酒飲んでぶつぶつ言ってる人がいても、
誰も気にする様子はありません。
そんな中、
「お兄さん!スキンヘッドカッコいいね!」
酎ハイ片手の釣り人ジャケットを着たおっさんが、
大きな声で僕に向かって言いました。
そんなのに構ってる暇は無いと無視して通り過ぎるつもりでした。
でもおっさんは続けます「ホントいいね!スキンヘッド!」
「あっ、もう許せない」
僕はこれ以上ないくらい眉間にしわを寄せて彼のもとに戻りました。
「ねぇ?馬鹿にしてんの?」
「えっ、いやホントにいいなと思って」
「そんなに良かったら、いま直ぐお前もスキンヘッドにしてやろうか?」
でも髪の毛フサフサのそのおっさんの顔見てたら段々馬鹿らしくなり、
「ったく、俺が何したってんだよ」
僕はその場を立ち去りました。
それから10分ぐらい歩き、会社近くに差し掛かった時、
もう一発お見舞いされるとは思いもよりませんでした。
如何にもヤバい感じのコンビニ袋をさげた気の弱そうなおじさんが、
僕の前に立ちはだかり、
「すいませんでした!!すいませんでした!!」
深々と頭を下げるのです。
ならず者の街に慣れている僕でも、「近所で有名なすいませんおじさん」の出現には、
少々びっくりしましたが、何だかスッキリさせてもらいました。
(さっきのおじさんとは何の関連もありません)
そう、これで一連の事件が完結したわけです。
「これはご丁寧にどうも」
僕は笑顔でかえしました。
「しっかし、こう暑いと色んなヤバい人が出てくるね~。」
ニヤニヤしながら歩いている僕も、はたから見たら結構ヤバかったかも