心穏やか委員会

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夫婦喧嘩はリクリエ-ション

2024年04月10日 | 果てしなき戦い
うちの夫婦喧嘩の勝敗は、推定0勝130敗2分(年4回×33年)ぐらいでしょう。

3人の子育てが大変な時期、いわゆる戦国時代には、
血で血を洗う戦闘を頻繁に繰り広げて無駄な労力を使ったにもかかわらず、
殆ど歯が立たなかったという事であります。

ここしばらくは、子どもが成人したこと、年とともにお互い少し丸くなったこと、
僕が率先して日々の家事していることなどで、天下安寧の江戸時代でありました。


しかし、人間はトラブルを起こさずには済まない生き物です(僕はそう思います)

土曜日仕事の奥さんに代わって、僕が夕食の鮭のフライを用意していた時の事。
「あっ!あ~ぁ、パン粉は鮭を袋に入れてまぶすと使い過ぎないのよ!」
「あっ!あっ!揚げてる時にそんな触っちゃだめ!崩れるから!」

一日仕事して疲れているから、多少乱暴になるのはわかります。
それに、言っていることはごもっとも。
でも、僕も今日は家の掃除してたんだけどな・・・・・


「そんな矢継ぎ早に言うなよ!」(僕)
「そんな大きな声出さなくたっていいじゃない?」(奥さん)
「いちいち指摘されたら頭にくる!」(僕)
「良かれと思って言ってんじゃない」(奥さん)
「何ぉ~!!」

「カ~ン!」試合開始です。



結婚34年目でわかりました。
我が家の夫婦喧嘩はリクリエ-ションなのです。
お互いの日々のストレスを解消するために一戦を交えることを、
長年の経験から体が欲してしまうのです。


でもそこで、その仮説には疑問が残ります。
連戦連敗の僕はなぜそれで良いのか。


それは僕がこのゲームの負け役と最初から認識し、納得しているからです。
その証拠に喧嘩中「謝り作戦に切り替えるべし」と心の叫びが聞こえ、
早急にそのように終結させることが通例となりました。
敵も潔い負けっぷりには満足するものです。



以上のような症例を「尻に敷かれている」という場合もありますが、
それはあまり言われたくありません。

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