最近テレビなどを観ていて興味深いのは仙女プロレスだ。元々プロレスは好きでAイノキ選手の試合を見に行き、卍固めで勝ったのを感動して見ていたこともある。でも仙女プロレスは違う意味で面白い。一人の有名選手が団体を立ち上げ、数名の女の子たちを育てていくのだ。なかなか女の子たちが思うように成長せず、涙を流す有名選手の姿。とても共感を覚える。振り返ればジュニアを立ち上げたころ、県連盟の先輩指導者から「まず、一人を育てよ」とのアドバイスをいただいた。そのことが今になり本当にその通りだと思う。一人が本気で頑張ることによる効果は図り知れない。そんな意味で仙女プロレスをこれからも応援していきたいと思っている。
どんなにいい練習でも選手の実態にあっていないと意味がない。一人ずつの実態に合わせてその日にどんな練習をさせるかが指導者の勝負だ。子供は日々変わるので予定していた練習を変更することもある。そのためには指導法の引き出しを多くもたなければならず、日々の勉強が必要になるのだ。話がそれたが、その時に必要なものをどれだけ効果的に与えることができるかということが大切ということだ。遠征についても同じだ。どの時期にどこに連れて行くかが大切。いつでも誰でも連れて行けばいいというものではない。そうでないとレベルの差やその他の条件によりお金だけつかい無駄なものとなってしまう。そんなことをいつも考えています。多分、みんな行きたいのだろうなと思いながら…。