公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

モーターボート記念回顧

2007-09-02 21:44:56 | 大レース回顧集

第53回モーターボート記念優勝戦が2日、蒲郡競艇場で行われた。

進入は1・山本浩次、2・魚谷智之、3・市川哲也、6・赤岩善生がスロー。4・池田浩二、5・笠原亮がアウト。

スタートでは、池田が果敢にトップスタートから捲りに出るが、赤岩にブロックされる。1マークでは山本のターンが流れ、魚谷がズブリと差し先マイ。山本も懸命に抵抗したが魚谷が2マークで決着をつけあとは独走。山本は2番手追走。3着争いが熾烈だったが、池田が赤岩を何とか制して3着となった。

準優勝戦でも2コース差しを決めた魚谷が、優勝戦でも鮮やかに同じ形で2コース差しを決めSG連覇達成。SG連覇というと、2002年の植木通彦(競艇王・賞金王)以来だが、魚谷は徳山G1、桐生SG、そして今回と何と特別競走でも3連覇。その勢いは止まるところを知らず。この調子でいけば、「新艇王」の称号も頂けるかもしれない。

とにかく今の魚谷はモーターが少々弱くてもきっちりと着順をまとめてくる。特に、差しのハンドルには目を見張るものがあり、今回もそれをきっちりと決めた。また、最近のSGの優勝戦といえば1号艇、1コースの選手が勝つ流れに終始している中で、魚谷は3回の優勝中、2回が1コース以外。

あとは捲りを出せるようならば、それこそ植木元選手の後継者たる存在になりうる。今後の魚谷の走りにも注目したい。

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結局中止にはなったのだが

2007-09-02 21:21:12 | 競馬

明らかに後味悪し。

http://www.asahi.com/national/update/0902/SEB200709020003.html

http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20070902075.html

本日突然全レース中止となった佐賀競馬だが、馬主が8月30日に既に出馬を確定させている手前、県競馬組合側が予定していたレース当日の再検査を不必要だとして拒否。結局互いの主張が並行線を辿ったまま本日のレース実施が不可能となり、中止となった。

ところで佐賀競馬といえば、全競走馬は600頭にも満たないのに、陽性反応馬がこれまで114頭も出ていた。つまり2割近くもでていることに。しかもここ2週間ほどは毎日のように出ていると報じられている。同じような状況となった金沢競馬は先週の開催まで休んだ。

筋からいけば、佐賀競馬も本来ならば今週の競馬開催は中止にすべきはずである。ところが「だましだまし」直前検査等を行うことによって中止を避けてきた。これについては大いに疑問はあるが、開催中止にかかる損失を考えた場合、仕方ない考えなのだろう。

しかし、馬主側がどうして直前検査が不必要だと主張したのか?

そもそも、

「30日の検査後に今回のレースの出走枠が決定した。だからレースの前日や当日に検査するとは思ってもいなかった」

というのはあまりにも認識が甘いというか、佐賀競馬の今の流れを全く把握していないというしかあるまい。また、馬主側に周知徹底させなかった組合側にも責任はあろう。

結局、開催すると思って競馬場へやってきた客は少なからずいた。これならば、金沢のように事前に開催は行いませんといったほうがよかった。

結局、馬主側も8・9日の前日検査については認めるようになった。

だましだまし開催を行う形を取るとこのようなことになりやすい。以後注意すべし。

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移動制限いまだ解除ならず

2007-09-02 19:50:45 | 競馬

JRAでは馬インフルエンザの問題は終息に向かいつつあると強調している。しかし、移動制限の解除の動きはいまだなく、そのため、JRAの指定場所以外の場所へ馬を移せない。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/09/01/08.html

身近な話としては、地方競馬へ馬を持っていけないため交流競走が実施できず、3歳未勝利馬の出走機会が大幅に失われることから、今年だけの暫定処置として次回開催について大幅に3歳未勝利戦が増やされることになった。

一方、地方競馬は依然としてインフルエンザ問題は深刻。とりわけ金沢、佐賀では何と保有頭数の約2割が陽性という異常ぶり。金沢は大幅な移動制限を行った効果が出て一気に終息化の方向に向かっている様相だが、佐賀はこれといった対策をいまだ打ち出せないまま、「だましだまし」開催を行っている。

園田は急激に陽性馬の頭数が増えたことから、7日間の開催中止を余儀なくされたが、同じく急激に増えた大井は保有頭数が比較的多いということが要因となり、明日だけの中止にとどまった。しかし交流競走の比率が比較的高い笠松は自身の所属馬はさほど陽性馬は今のところ出ていないものの、組めるレース数が減少することになり、次回開催は5日間から3日間へと短縮。

こうして考えてみていくと、馬インフルエンザの問題はもはや中央・地方と分けて取り組む問題ではないことが分かる。

となると、ここはJRA、NARの監督省である農林水産省が率先してこの問題の終息に取り組むべきではないかと思うわけだが、なぜかこの問題について農水省の関与はほとんど見られない。

確かに、馬インフルエンザは鳥インフルエンザのような強い毒性は持たないとされ、人への感染の可能性はほとんどないが、他の動物に伝染する可能性はある(可能性として高いのは犬)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

しかも今回の場合、感染源がいまだ特定できていない。さらにオーストラリアにおいてもニューサウスウエルズ州で大量の陽性反応馬が出て、同州の競馬開催が無期限中止に追い込まれている状況だが、ひょっとすると日本からウイルスが持ち込まれ、それが原因で感染している可能性もある。

となるとますます農水省の強い指導力が求められるはずなのに、JRAが「開催できるから」といっているから、それなら別にこちらが何かをする必要もないなどと考えているのではないか。ただ開催できるから云々の問題ではないはずなのに。

今の競馬は国内のみならず、海外へも頻繁に馬が移動するのは当たり前。ところが、その当たり前のことがいまだ事実上解除できない現状である以上、JRAや地方競馬の各主催者にただ任せるのではなく、監督省が率先してこの問題の調査、指導にあたるべきだと考えるが。

(馬インフルエンザ情報)

岩手でさらに10頭。今日の水沢開催は行う。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=22615&category=B

佐賀もまだまだ出ている。1日の開催は行った。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=22621&category=B

船橋も漸増傾向。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=22620&category=B

大井は何とか沈静化の方向に向かっている様子。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=22619&category=B

JRA、施設外移送一部解禁へ。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20070901063.html

9月2日、佐賀競馬結局中止。

http://www.keiba.go.jp/topics/2007/0902_4.html

その原因は馬主が検査を拒否したためとか。何を考えているのか・・・

http://www.asahi.com/national/update/0902/SEB200709020003.html

川崎競馬で、何と一気に59頭も陽性反応。12~14日開催は様子を見て判断

http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20070902012.html

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参加することに意義あり?

2007-09-02 19:29:09 | 競艇

「ミスター6コース」の阿波勝哉がただいま開催中のモーターボート記念を全て走り終えたが、全選手中ダントツ最下位というか、ちょっとビックリの成績を収めていた。

http://cgi.kyotei.or.jp/race/syussou.php?day=20070902&jyo=07&race=01

初日から順に5日目まで、

6 6 F6 6 6

という、競艇ではよく「ゴンロク」という言葉が使われるが、阿波の場合、「ロクエフ」といった成績。3日目のFを除くと誰一人に対しても先着していなかった。

本日最終日は1レースのみの出走。1号艇を得ながらも「堂々」6コースからのスタートとなった阿波。何とかこのレースは、5号艇の鎌田義よりも先着し、5着でゴール。最終日で漸く一人に先着した。

ま、舟券を買う上においては、この大会に限っていえば阿波を真っ先にぶった切っていいという考え方ができたのかもしれないが、Fを切っているのはいただけないか。

ちなみに阿波の形のような成績だと6日間通じても一般戦の優勝賞金程度の稼ぎしかならないみたい。

それにしても、競艇は完全優勝も珍しいが、阿波のような形の節間成績もまた「珍しい」。


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