旭川競馬、来年度限りで競馬開催終了。廃止決定的。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/47737.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000069-mai-soci
ナイター開催は門別に移行し、2009年度からは札幌と門別の2場体制をとることに。
また、札幌にある道競馬事務所も廃止し、日高町に新設される競馬公社がホッカイドウ競馬の新たな拠点となる。
さらに、このように行ってもなおも2010年度までに黒字転換しなければホッカイドウ競馬は廃止も辞さない構え。ついにホッカイドウ競馬も「最終局面」に突入する。
旭川競馬は昨年限りでばんば開催を廃止したばかりで、ホッカイドウ競馬も廃止となれば、場そのものも廃止に追い込まれよう。
旭川競馬へはナイター開催時に1回行ったことがある。旭川の東横イン付近にあるバス停から無料バスに乗ること1時間ぐらいかかって到着。とにかく、同じ旭川市内にあるとは思えない遠さ。旭山動物園よりも遠い。
ま、車で来場する客が大半だろうから、このあたりに設けても問題ないといえるんだろうが、少なくとも市街地から大きく離れている限り、客は頻繁に行くことはできまい。また、高齢者は車をだんだん運転できなくなっていくことを考えると、これ以上集客は望めないといえる。
何せ、ナイターでも本場入場者は恐らく1000人来ることはめったにあるまい。立地条件を解消しない限り、旭川の生きる道はないといえるのだろう。
今や南関東のナイター発売のほうがよく売れる手前。本当に残り3年の間に大きく経営改善を施さない限り、ホッカイドウ競馬が生き残れる道はなかろう。ただここ数年は少しずつながらも赤字解消には向かっており、ここで一気に勝負に出たということもいえる。
馬産地での競馬がなくなることになれば、日本の競馬そのものに大きな影響を与えかねないが、現在も200億円を越す膨大な赤字をいつまでもひきずることはできないことを考えると、ホッカイドウ競馬の最後の勝負は注目に値するところである。