安倍首相の突然の辞任で、政局は一層混迷状態となった。
自民党の次期総裁には色々な候補の名前が挙がっているが、どうももう一つ決め手にかけることから、小泉前首相に再登板を要請する動きもあるとか。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070912056.html
もっとも、小泉氏を今更推したところで国民の支持はまず得られないと思うし、小泉氏も固辞するのではないか。麻生太郎幹事長は安倍首相よりの立場を貫いたこともあり引責すべしの声も出てきそうだし、あとは果たして・・・
とにもかくにも自民・公明の連立内閣の終焉がもう目前に来ているのは確かなよう。恐らく安倍首相の突然の辞任に対し、国民の大多数がもう自民・公明の両党に政権担当能力はないと考えているのは明白といえる。
となると、あとはいつ総選挙が行われるのか?もうそれしかないのではなかろうか。
早ければ年内。遅くとも来年早々に行われ、ひょっとすると今の流れを見る限り、民主党への政権交代が実現する可能性は高いようだ。
民主党はともすればテロ特措法問題では与党寄りと見られている前原前代表を党の役員人事に据えた。このあたりにおいても、民主党は磐石の構えを見せている。一部の議員のスキャンダル問題も、農水大臣をはじめとする与党議員のカネの問題がまたぞろ表面化したことにより、あまり目立っていない。
ま、民主党が政権を取ったら、今度は役人との折り合いをどうつけていくのか?という問題が浮上してくるわけだが、とりあえずは政権交代の動きはグッと近づいたといえるのかもしれない。