コンドル日記TOOL4より
平成20年8月13日(水曜)
松山FⅠでは電投ファンには実に美味しい決勝戦、初日特選で渡部哲男の番手だった湊聖二が決勝は地元の渡部哲男の前で引っ張り役を申し出。その後には山田幸司ー関根幸夫の神奈川コンビ。湊は鈴木謙太郎に叩かせず、赤板からフル発進、渡部ー山田ー関根でバッチリ決まってました。可哀相だったのは横田努で、展開のアヤで鈴木謙太郎の後輪に、それも仕方無い流れの中でなのに鈴木の故障で失格。それに最近選手そしてファンから沸き起こってるのが追従での失格、マーカーは前の自力型に付いて行かないとファンに悪いは当然。そこで横に誰かが居れば前と1車身空いてなければセーフなのに、たまたま横に居なかったらアウト。その理由は迂回出来るからでも、まだスローの状態なら可能でも、ラスト一周では無理。付いて行かなければファンは失望して、選手には罵声の嵐に成るでしょう。これも早期改善を。私見ですが、もっと審判長の眼を信用して幅を持たせ、権限を与えたらどうでしょう。動きの中で発生するのが事故、故意かそうでないかは専門職なのでやれる筈、そう思いませんか。
失格であるのは言うまでもないことだが。
http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_matsuyama/replay.php?day=3&race=12
もっとも、このレースはジャンで内が開いていたからといって、そこへ突っ込んでいった鈴木の走り方に問題があるな。で、突っ込んだ挙句、進路をふさがれて車体故障ではどうにもならんだろ。加えて追走の横田は13条により失格になるし。典型的な失敗レース。
それにしても、この手の話はちょくちょくあるな。思えば去年の久留米の8名大量失格のときもそうだったが、かました選手を他選手がなかなか追走しなかったことにより、マーク選手がそれに対処できなかったことも手伝って、1着となったカマシた選手だけが着順有効となった。
ま、あの久留米のレースはマーク選手にも責任があるわけで、これは拙いと思ったら、イン斬りするなりすればいいことを、ただついていくだけで何もしなかった。
もっとも、この松山のレースについては、マークする横田とすれば問題なく鈴木を追走しているわけだから、T社長の言う通り、失格になったのは可哀想といえば可哀想。でも、
『「逃げ選手」に追走せねばならない状況となった場合、例え追走選手が内圏線内内側から前走選手を追い抜いたとしても、それは免責事項となる』
なんていう文言はない。だから横田は失格。妥当な判定。審判長に威厳を持たせる云々の話なんて関係ない。
ま、何度も言っていることだが、どうしてジャン前になって内が開く展開となってしまうのか?そっちのほうが問題。要は誘導のペースがいい加減だからそうなってしまうわけであり、また、外から行くよりも内をしゃくったほうが走りやすいと考えてしまう、「先行選手」の考え方に問題があるということなんだろ。
もっと誘導ペースを上げ、正攻法の選手がダラダラとした走行をさせないようなルール作りを行うことが必要じゃないのか。
少なくとも、「KEIRIN」ではそのような展開にはなりにくいから、鈴木のような、内からしゃくるような選手も出てこない。ま、国際レースの大半が250以下の短走路で行われる手前、内を容易に開けることができないといった要因もあるんだろうが。