「素人」って何だ?のコメントの中で、元選手とおぼしき人が、客が知っているようなレース分析ですら分からない、という話があった。
私が思うに、(元)選手だからこそ、案外分からないことが少なくないのかもしれない。
話は変わるが、この間ぼんやりと、過去の記事を見ていたところ、〇〇〇先生が以前、
『鎖骨、折ってみるか?』
という内容のコメントをしていた記事をみつけた。
ま、私は鎖骨は折ったことはないんだけど、自転車ではえらい目に遭ったことが何度かある。
小学生のとき、急坂の雨走路を下るときに頭から転倒し、額に11針縫う怪我を負った。今でもうっすらと跡が残っている。また、2度ほど車に当てられたことがある。1回目は松下電器の本社前だった。幸い、2回とも先に尻から落ちたこともあってか、怪我はなかったんだが。さらに、淀川の河川敷を走っていたところ、丁度大阪工大あたりの付近で、急に飛び出してきた子供とぶつかり、前方から落ちて手の甲に裂傷を負ったが、これも今でもうっすらと跡が残っている。
だからではないが昔、「大量落車Weekly」なんてやったことあったけど、これはある意味、私のようなことになってほしくない、という「願望」が込められていたのかもしれない。
さて話は戻るが、思うに、競輪選手って、意外と「横から」レースを眺める機会ってないんじゃないかな。
よって、客ならば分かっていることでも、案外分かってないというケースだってひょっとするとあるかもしれない。
今、競輪中継の解説というと、元選手が出演するケースがほとんどだが、こんなことを言うのは何だが、気合だとか、精神論だとかいったことが先走って、ちゃんとレース分析ができていない人も中にはいる。逆に言うと、古い話になるが、「ただの作家に過ぎない」寺内大吉さんや、デイリースポーツ大阪の競輪担当だった、井上和巳(月刊競輪のコラムでは、井川知久のペンネームで登場)さんのほうがはるかにわかりやすかったように思う。
そんな中、名選手だった福島正幸さんは言うことはかなり厳しかったけど、選手の心理もうまく説明されていて非常にわかりやすかった。福島さんのような人が出てくることを願う次第。