公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

4月28日の優勝戦・重賞結果

2013-04-28 22:37:35 | 各日の公営競技
・中央競馬重賞

京都 春の天皇賞(GI) フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名正義 3:14.2 戸田博文

関連記事はこちら。回顧はこっち

・競輪

前橋

A級 荒井春樹 111

A3 櫻井利之 131

ガールズ 加瀬加奈子 111

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伊東

A級 伊藤一貴 711

A3 黒川将俊 131

・競艇

三国 モーターボート大賞(GII) 松井繁 12213111

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桐生 吉川元浩 111131411

徳山 鳥飼眞 1512111211

・地方競馬重賞

帯広 ばんえい十勝オッズパーク杯 キタノタイショウ 牡7 720 大河原和雄 2:09:5 服部義幸

第7回ばんえい十勝オッズパーク杯が行われ、ゴール前は3頭による大接戦のゴールインの末、大河原和雄騎手騎乗の2番人気キタノタイショウが、3番人気ギンガリュウセイをゴール寸前で捕らえて差し切り、0.3秒差をつけ優勝した。

金沢 北日本新聞杯 フレアリングメテオ 牡3 56.0 青柳正義  1:52:7 中川雅之 

第21回北日本新聞杯が行われ、先団の直後でレースを進め、3コーナー過ぎで先頭に立った青柳正義騎手騎乗の1番人気フレアリングメテオが、道中中団から直線で脚を伸ばしてきた4番人気マイネルリボーンの追撃を3/4馬身おさえて優勝した。

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クイーンエリザベス二世カップ

2013-04-28 19:28:04 | 競馬
Race 8 - THE AUDEMARS PIGUET QEII CUP Sunday, April 28, 2013, Sha Tin, 16:35 Turf, "A" Course, 2000M

【QEII世カップ】(28日、香港)枠順~エイシンフラッシュは13番ゲートから出走(netkeiba.com)

4月28日(日)シャティン競馬場 2000m(芝)3歳以上

第8レース 16:35(日本時間17:35)発走予定

<ゲート番・馬番・馬名・性齢・騎手>

 1・ 2 カリフォルニアメモリー せん7 M.チャドウィック

 2・11 クラッカージャック    せん4 A.スボリッチ

 3・ 4 ミリタリーアタック せん5 T.ベリー

 4・ 9 アキードモフィード 牡4 D.ホワイト

 5・ 6 イリアン せん7 O.ドゥルーズ

 6・ 1 アンビシャスドラゴン せん6 Z.パートン

 7・12 ラスオブファイアー せん5 T.アングランド

 8・13 サッジャー 牝6 S.デソウサ

9・ 5 サムザップ       せん8 B.プレブル

10・14 イグーグー        牝5 A.デルペシュ

11・10 アシュキール       牡4 W.マーウィング

12・ 7 トレジャービーチ     牡5 C.オドノヒュー

13・ 3 エイシンフラッシュ    牡6 M.デムーロ

14・ 8 ザイダン        せん5 R.フォーリー


結果はこちら

1着 ミリタリーアタック

2着 カリフォルニアメモリー

3着 エイシンフラッシュ

4着 サッジャー


エイシンフラッシュ、ゴール前で猛追も惜しい3着!/クイーン・エリザベスII世C・香港(netkeiba.com)

28日、17時35分(現地16時35分)に香港・シャティン競馬場で行われた、オーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベスII世C(GI・芝2000m・1着賞金798万香港ドル・14頭立て)に、日本から2010年日本ダービー馬で、昨年の天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)が出走した。

 レースでは、M.デムーロ騎手騎乗で14頭立ての13番ゲートからスタートしたエイシンフラッシュは、道中前半1000m通過が63秒台で流れるスローペースをじっくり脚を溜めての最後方を追走。3~4コーナーにかけての手応えもよく、前を行く13頭をじっくりと見ながら最後の直線に向いてくると、進路をインコースに切り替えて鋭く脚を伸ばして残り50mで3番手に浮上。その後も鋭く伸びて差し込み、最終的には勝ち馬でT.ベリー騎手騎乗のミリタリーアタック(セン5、香港・J.ムーア厩舎)、2着のカリフォルニアメモリー(セン7、香港・A.クルーズ厩舎)に最後は猛然と迫って捕らえかけたところでゴールとなって、非常に惜しい3着に入った。勝ちタイムは、2分2秒14(馬場good)。

 エイシンフラッシュは、父King's Best、母ムーンレディ、その父Platiniという血統。昨年の天皇賞・秋で感動の復活優勝に導いたM.デムーロ騎手を背に、ゴール前で見せ場たっぷりの惜しい3着でゴールイン。勝利こそならなかったが、6歳を迎えた今シーズンの活躍を期待させる走りを見せて、香港遠征を無事に終えた。

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オールスターオートレース準決勝

2013-04-28 19:20:30 | オートレース
予選最終ランキングはこちら

準決勝へ行く前に、6レースのメンバー。

6R 一般戦 3100m 発走予定時刻: 12:53

1佐藤 摩弥
2田代 祐一
3内山 雄介
4田方 秀和
5岩科  州
6加賀谷 建明
7浅香 潤
8内山 高秀

(10メートルオープン)


では、ここからは準決勝。

9R 準決勝戦 4100m 発走予定時刻: 14:34

1藤岡 一樹
2西原 智昭
3西村 龍太郎
4早川 清太郎
5岩田 裕臣
6金子 大輔
7田中  茂
8青山 周平

結果はこちら

1着青山、2着西原。

10R 準決勝戦 4100m 発走予定時刻: 15:12

1荒尾  聡
2森  且行
3角南 一如
4岩見 貴史
5笠木 美孝
6武藤 博臣
7永井 大介
8緒方 浩一

結果はこちら

1着永井、2着荒尾。

11R 準決勝戦 4100m 発走予定時刻: 15:50

1平田 雅崇
2渡辺  篤
3岩田 行雄
4高橋 貢
5有吉 辰也
6松尾 啓史
7片平  巧
8久門  徹

結果はこちら

1着高橋、2着有吉。

12R 準決勝戦 4100m 発走予定時刻: 16:30

1浦田 信輔
2竹谷  隆
3丹村 飛竜
4伊藤 信夫
5若井 友和
6岩沼 靖郎
7池田 政和
8中村 雅人

結果はこちら

1着中村、2着浦田。


青山、岩田、渡辺と、元ロードレースの日本チャンピオンが相次いで準決勝に進出。



【飯塚オールスター】青山、永井らが優勝戦進出(スポニチアネックス)

 第9レースは4周目に先頭に立った青山が、徐々に後続との差を開いてゴールし、西原智昭(船橋)が2着に残った。

 第10レースは昨年優勝の永井大介(船橋)が前半に奪ったトップを守り、逃げた荒尾聡(飯塚)が2着に粘った。

 第11レースは1着の高橋貢(伊勢崎)と2着の有吉辰也(飯塚)が3着以下を引き離した。

 激戦となった第12レースは、5周目に先頭に躍り出た中村雅人(船橋)が最先着。猛追した地元飯塚の浦田信輔が2着に食い込んだ。
コメント (8)
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三国・モーターボート大賞優勝戦

2013-04-28 17:24:25 | 競艇
場外締切予定時刻 16:33

1松井 繁
2平山 智加
3鎌倉 涼
4中島 孝平
5長嶋 万記
6井口 佳典


結果はこちら

松井がインから押し切って優勝。2着平山、3着鎌倉。


【三国MB大賞】松井が今年初V 鎌倉、平山封じイン快勝(スポニチアネックス)

ボートレース三国のG2「男女バトルMB大賞」は最終日の28日、第12Rで優勝戦が行われ、圧倒的な1番人気に支持された松井繁(43=大阪)が鎌倉のツケマイ、平山の差しを封じてイン快勝。今年初Vを飾るとともに来年3月に尼崎で開催される総理大臣杯の出場権利を獲得した。

 さすがの王者も一瞬、ヒヤッとさせられた。「追い風もきつくて、まくられるのも差されるのもイヤだったけど、うまく合わせて回ることができた」と自画自賛。「男子の代表として負けられなかったし、今年はまだ優勝がなかったから…。変なプレッシャーも感じてた」と振り返った。
コメント (1)
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春の天皇賞

2013-04-28 16:52:25 | 競馬
11R 第147回 天皇賞(春)(GI)<JRA>

4/28 京都11R 天皇賞(春) 芝3200m 発走:15:40

1-1 トーセンラー(牡5、武豊・藤原英昭)
1-2 サトノシュレン(牡5、幸英明・村山明)
2-3 デスペラード(牡5、浜中俊・安達昭夫)
2-4 ジャガーメイル(牡9、戸崎圭太・堀宣行)
3-5 マイネルキッツ(牡10、C.デムーロ・国枝栄)
3-6 フェノーメノ(牡4、蛯名正義・戸田博文)
4-7 アドマイヤラクティ(牡5、岩田康誠・梅田智之)
4-8 ゴールドシップ(牡4、内田博幸・須貝尚介)
5-9 ユニバーサルバンク(牡5、川田将雅・松田博資)
5-10 メイショウカンパク(牡6、藤田伸二・荒川義之)
6-11 トウカイトリック(牡11、北村宏司・野中賢二)
6-12 フォゲッタブル(牡7、和田竜二・池江泰寿)
7-13 レッドカドー(セン7、G.モッセ・E.ダンロップ) ※イギリス
7-14 コパノジングー(牡8、国分恭介・宮徹)
7-15 カポーティスター(牡4、高倉稜・矢作芳人)
8-16 トウカイパラダイス(牡6、柴山雄一・田所秀孝)
8-17 レッドデイヴィス(セン5、北村友一・音無秀孝)
8-18 ムスカテール(牡5、福永祐一・友道康夫)



単勝1.1倍、ゴールドシップの一本被り/天皇賞(春)前々日オッズ(netkeiba.com)

08 ゴールドシップ 1.1
06 フェノーメノ 20.7
01 トーセンラー 68.8
07 アドマイヤラクティ 83.3
03 デスペラード 99.2
15 カポーティスター 127.2
13 レッドカドー 159.9
18 ムスカテール 184.7
12 フォゲッタブル 187.4
04 ジャガーメイル 262.2
05 マイネルキッツ 284.9
14 コパノジングー 324.9
16 トウカイパラダイス 450.1
02 サトノシュレン 476.1
17 レッドデイヴィス 551.8
11 トウカイトリック 594.1
09 ユニバーサルバンク 686.9
10 メイショウカンパク 799.3

GI4勝目を目指すゴールドシップ、単勝1.5倍で断然人気に/天皇賞(春)前日オッズ(netkeiba.com)

08 ゴールドシップ 1.5
06 フェノーメノ 6.4
01 トーセンラー 11.1
07 アドマイヤラクティ 18.7
03 デスペラード 19.8
13 レッドカドー 24.8
18 ムスカテール 32.5
15 カポーティスター 39.7
04 ジャガーメイル 45.1
12 フォゲッタブル 55.7
02 サトノシュレン 90.6
17 レッドデイヴィス 90.9
05 マイネルキッツ 96.4
16 トウカイパラダイス 97.4
11 トウカイトリック 132.3
09 ユニバーサルバンク 144.4
10 メイショウカンパク 157.9
14 コパノジングー 202.3


【天皇賞・春】ミスターX 堅軸ゴールドシップ 相手筆頭はフェノー(netkeiba.com)

京都11R・天皇賞・春の軸はゴールドシップで揺るがない。ここは相手探し。筆頭は関東の大将格フェノーメノ。前走日経賞で見せたパフォーマンスは圧巻の一言。4歳に入り本格化を印象づけた。昨年ダービー(2着)ではゴールド(5着)に先着している点も頼もしい。初の関西圏への輸送になるが、イレ込むタイプではなく陣営も意に介していない。香港G1を蹴ってこちらに挑戦してきた戸田師の男気も買いたい。怖いのは英国からの刺客、レッドカドー。昨年JC以来、2度目の来日。7歳を迎えた今年もドバイワールドCで2着に入るなど世界の大舞台で善戦。衰えはない。JCでの8着は不利によるもので、日本の馬場が合わないと結論づけるのは時期尚早だ。

 馬単(8)から(3)(4)(6)(7)(12)(13)



結果はこちら

優勝 フェノーメノ

2着 トーセンラー

3着 レッドカトー

4着 アドマイヤラクティ

5着 ゴールドシップ

ところで、競馬ビートに「こいちゃん」が出ていて、ゴールドシップを推奨馬とすると、パドックで言っていた。

これで「イヤ~な予感」がしたけど、案の定、ゴールドシップは「飛んだ」。

「こいちゃん」がいう推奨馬は「絶対に来ない」な。
コメント (5)
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福井・共同通信社杯準決勝

2013-04-28 16:45:53 | 競輪
2013/04/28(3日目)第10レース S級準決勝2025m(5周)先頭固定競走

1 佐藤 慎太郎 一4, B2
2 武田 豊樹 一1, A3
3 川村 晃司 一5, B1
4 飯野 祐太 一2, A2
5 飯嶋 則之 一3, B3
6 安東 宏高 一5, B3
7 長塚 智広 一1, A2
8 松川 高大 一5, B1
9 藤木 裕 一6, B1

結果はこちら

1着長塚、2着安東、3着飯野。

2013/04/28(3日目)第11レース S級準決勝2025m(5周)先頭固定競走

1 神山 拓弥 一2, A4
2 山崎 芳仁 一1, A5
3 深谷 知広 一6, B1
4 十文字 貴信 一2, A3
5 三宅 達也 一5, B2
6 和田 圭 一2, A3
7 芦澤 大輔 一1, A1
8 竹内 雄作 一1, A2
9 伏見 俊昭 一5, B3

結果はこちら

1着深谷、2着三宅、3着神山

2013/04/28(3日目)第12レース S級準決勝2025m(5周)先頭固定競走

1 村上 義弘 一1, A4
2 神山 雄一郎 一1, A5
3 岡田 征陽 一3, A5
4 池田 勇人 一4, B2
5 宗景 祐樹 一3, B3
6 和泉田 喜一 一1, A4
7 脇本 雄太 一3, A1
8 東口 善朋 一1, A1
9 牛山 貴広 一3, B2

結果はこちら

1着神山、2着村上、3着岡田。
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加瀬は強すぎた

2013-04-28 14:18:23 | 競輪
2013/04/28(最終日)第7レース A級ガールズ決勝1700m(5周)先頭固定競走| 発走予定 13:31

1 加瀬 加奈子 予1, 予1
2 藤原 亜衣里 予3, 予4
3 中山 麗敏 予1, 予1
4 大和 久保美 予3, 予3
5 戸田 みよ子 予2, 予2
6 田畑 茉利名 予4, 予3
7 門脇 真由美 予5, 予2


◎ 加瀬、〇 中山、▲ 戸田、△ 門脇


レース結果はこちら

中山が門脇を突っ張り切って先行態勢に入ったところ、最終1センターから加瀬がスパート。加瀬は3角で中山後位にとりつき、その後一気に捲り切って完全優勝。中山が2着、3着には戸田が入った。


ガールズケイリン、次回は5/3開幕の四日市FII。出場予定選手はこちら

優勝経験者は加瀬加奈子、増茂るるこ、篠崎新純、中山麗敏。

なお、この開催をもって、102期生のみでの戦いは終了。


【前橋・女子競輪】加瀬が完全優勝 今年4回目、通算10回目(スポニチアネックス)

28日の前橋女子競輪決勝は、人気を集めた加瀬加奈子(32=新潟)が完全優勝を飾った。

 レースは残り2周で門脇が上昇すると合わせて中山、前受けした田畑も踏み出し打鐘から3人で先行争い。打鐘4角で踏み勝ち先頭に立った中山が主導権を握り、車間が空いて田畑―門脇―藤原が追いかける。残り1周前の3番手外並走から仕掛けた加瀬は、最終2Cで逃げた中山を捉える。まくった加瀬はトップスピードで押し切り2着に5車身差をつける圧勝。

 今年4回目、通算10回目の優勝(完全Vは9回目)。逃げた中山2着、戸田3着。
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練習代わりに「出走」する川内

2013-04-28 09:51:51 | スポーツ
マラソンや駅伝などの長距離って、テレビでよく見る割にはほとんど知らないんだけど、川内優輝は、「型破り」のローテーションでマラソン等に出ている。

要するに、マラソンのランナーというのは、一回42.195㎞の大会で完走すると、その後は最短でも3か月程度は開けるというのが通例だが、川内はひとつきに2回フルマラソンを走ることがある。そればかりか、ハーフマラソンや駅伝にもしょっちゅう出ている。

というわけで、こんなローテーションではいずれ潰れる、という見方をする関係者も少なくないようだが、川内は潰れるどころか、今年に入って4回フルマラソンに参加し、内3回も優勝している。

ではなぜ川内はそうするのか、ということだが、ひとつには、川内がある種の「中毒症状」にあるのではないか、という見方と、もうひとつは、公務員という職業柄、練習時間がなかなか取れないため、レースを練習代わりにしているという見方がある。

今の川内を見る限り、明らかに「後者」であろう。

ま、自転車のロードの選手の場合、欧州では毎週いくつものレースが行われるため、川内よろしく、レースが練習代わりになるのは「当たり前」。かつて、ジロに出場したことがある市川雅敏が、トレーニングのため街道練習に出ると、決まって「自転車愛好家」に負ける、と言っていたが、もちろん、レースになると、愛好家が市川に「勝てるはずがない」。

だから、そんなことが頭にあるせいか、意外と川内のやり方っていうのは驚かない。むしろ、陸上長距離界において、川内のような選手がこれまで出てこなかったのが不思議なくらい。

しかしながら、「練習における走り込み」を重視してきた瀬古利彦は川内のやり方に批判的なため、解説でも川内への見方は厳しい。そんな瀬古が、DeNA陸上部に川内を勧誘したところ、川内は断ったそうだ。

ま、川内が断るのは「当然」だわな。だって、瀬古の指導を受けたら、これまでやってきたことが水泡に帰するわけだから。

てなわけで、自転車ロード選手のようなスタイルを貫く川内は「面白い」。今後も注目していこう。
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道州制いらない

2013-04-28 00:21:13 | 政治経済問題
道州制推進論に対する疑問(大阪日日新聞・一刀両断)

2013/04/23

 近づく参議院選挙とそれに関連した合従連衡を意識して、政党間での政策論争が盛んである。

 その中で、維新の会との連携の鍵のように語られる「道州制」導入論には疑問がある。

 端的に言って、道州制とは、この日本国を例えば八つの小国に分割することに等しい。

 アメリカは、もともと50の国家(それぞれに憲法を有し、議会制度や司法制度も各州独自に定めている)の連合体(連邦)である。フランス、イギリス、ドイツ、ロシアなども、歴史的に国家連合に近い。

 それに比して、紛れもなく、2千年以上も日本列島の中に閉じこもって暮らして来たわが国は「単一国家」である。

 それを、江戸時代に300余の藩で分割統治していたものを、明治維新後に足し算して作られた行政区割りが都道府県である。

 いわゆる道州制論は、全国を、例えば今の行政管区のように8州にまとめて、そこへ国の権限を大幅に移管するというようなもののようである。

 それを「地方自治の拡充」と言えば聞こえは良いが、それでは、国・州・県・市の四重行政ではなかろうか。

 今日のように通信・交通手段が高度に発達した時代に、財政の無駄を省いたきめの細かな行政サービスという観点から考え直すならば、むしろ、国と市(基礎自治体)の二つで十分なのではあるまいか。

 つまり、外交、防衛、通貨管理、通信、交通、警察、司法などは、国家が一元的に管理しなければ、国家の存続が危うくなり兼ねない。しかし、その他の行政分野については、国家は基本方針を定め財源を確保することだけに止め、実際の行政サービスは、住民に直結した基礎自治体が担った方が、需要に的確に対応した真にきめの細かなものになり、無駄がない。

 さらに、地方自治拡充のスローガンのように語られる「地域主権」という言葉に至っては、日本国について語る以上、論外だと言わざるを得ない。

 主権とは、唯一・排他的な領域管理権である以上、「地域主権」などという概念を憲法で認めてしまった場合には、各自治体が、それぞれ独自に、外交が行え、軍隊と警察を組織できて、議会制度も司法制度も構築できることになる。もちろん、論者はそういう意味で使ったつもりはないと言うであろう。ならばその表現は撤回すべきである。

 (慶大教授・弁護士)



ま、道州制の「総本山」というわけではないが、とりわけクローズアップされているのは、橋下大阪市長、松井大阪府知事を擁し、私の居住地でもある「大阪」だろう。

思うに、「大阪の感覚」からすれば、道州制については取り立てて障壁は「ない」。

なぜならば、大阪は、近隣の京都、神戸の影響を受けることなく、「独自の文化、風習」といったものがあるからだ。同様に京都も神戸も、大阪の影響を必ずしも受けてはいまい。

ところが、日本の大半の地域では、大阪、京都、神戸のようなところはまれで、例えば徳島県のように、四国地方であるにもかかわらず、情報は大阪から受けている、というが「普通」なのである。

以前、毎月「旅打ち」をしていた経験からいうと、例えば、山口県の場合、岩国は明らかに「広島圏」だが、下関とか山陽小野田、防府といったところは「北九州」の色が濃い。

さらに、三重県の場合だと、上野とか名張あたりは近畿の色が濃いが、四日市、桑名は明らかに「中京圏」。鳥取県についても、鳥取は近畿圏の色合いを呈しているが、米子近辺は松江色が強い。

静岡だと、浜松は中京圏だが、沼津、三島、熱海は「関東圏」。そして静岡市はそのどちらとも言い難い、という「複雑な構図」となっている。

てなことを見てみると、現在の47都道府県でさえ、こんなに複雑な様相を呈しているというのに、これを道州8~16程度に分けるというのはかなり難しいことだと考えられる。

民主党は政権奪取前の「マニフェスト」で、当時の政権与党である「自公」に対抗すべく、「基礎自治体」による地域主権を掲げたはずである。ま、上記のコラムにもあるけど、実は、日本の場合は逆に、47都道府県という区分けそのものが上記の例を挙げるまでもなく「大まか」であり、さらに細分化させたほうがいいような気がする。

一方で現在、都道府県の下部に存在する自治体は、はっきりいって「全廃」するしかあるまい。ま、小泉政権時代の「骨太の改革」で、かなりの自治体が整理されたとはいえ、まだまだ日本は地方自治体の数が多いのは確か。

となると、上記にある通り、幕藩体制の復活ではないが、全国に200~300の「基礎自治体」を置く代わりに、市町村制を「廃止」するといった案のほうがまだ合理的ではなかろうか。

さらにいうと、道州制にすれば、結局、「霞が関」が各州都に分散するだけで、州都のない自治体は州都に「お伺い」を立てなければならなくなるのが目に見えて明白だ。そうなると、地方分権といいながら、中央集権制がきわめて濃いものになってしまうであろう。

加えて、自公政権が復活してまもなく、一括補助金を廃止して、ひも付き補助金を復活する、なんていう話が出たように、はっきりいって、今の大半の首長は、自らの裁量で政策を立案するというのが、どうも「苦手」なようである。そんなことでは、各道州の独立色が強くなる道州制をうまく運営できる「はずがない」。ということは、口では「地域主権」と言いながら、実情は国(役人)に指図されなければ「何もできない」のではなかろうか。

もっとも、基礎自治体にした場合も同様の懸念がある。しかし、首長の権限は現在の47都道府県知事よりも小さくなるので、割と、住民本位の思い切った施策を打てるのでないか、とも思う。
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