最近のデムは気持ちを入れ替えたかのように「少し光明の見える」騎乗をしてる感じもしてるんだが
これは一時期の低空飛行中から脱却し始めたユタカの時のような雰囲気かもなと思ってたけど、なかなか見通しは厳しい様だな
デムーロにして「デムーロじゃ無くてもいい」という評価
これが競馬社会だって事なんだろうが。レジェンドと言われてる日本のユタカにしたって、いつまたこうならんとも限らない
勝てないと判ってる馬での騎乗ぶりは通ずるものがある二人だからな~
JRAラヴズオンリーユー復活は「デムーロ離れ」の決定打!? 京都記念(G2)アノ馬まで騎乗馬なしは事実上の戦力外通告か?
14日に阪神競馬場で行われた京都記念(G2)はラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。単勝1.8の圧倒的1番人気に応え、19年オークス(G1)以来となる重賞2勝目を飾った。
デビューから無敗の4連勝でG1馬に輝いたラヴズオンリーユー。だが、3歳秋のエリザベス女王杯(G1)を3着に敗れてからは、長らく勝てない日々が続いた。オークスで完勝した相手のクロノジェネシスが勝利した昨年の有馬記念(G1)では10着に大敗。かつての栄光も今となっては過去のモノとなりつつあった。
そんな悩めるラヴズオンリーユーに久々の勝利をもたらしたのが、初コンビとなった川田将雅騎手だ。先行馬の前残りが目立っていた阪神コースの馬場状態を把握した積極的な位置取りが奏功。直線先頭から懸命に粘り込みを図るステイフーリッシュを競り落とし、歓喜のゴールを駆け抜けた。
初騎乗ながら満点回答の川田騎手は「レースはあれこれ考えずに、彼女が走りやすいリズムで乗ろうと考えました。良い頃の走りに戻ってきていると思います。勝ち切ったことがこの馬にとって良かったです」と手応えは十分。陣営からは昨年出走が叶わなかったドバイに再び挑戦する可能性も言及された。
その一方、かつてのパートナーの復活劇に心中穏やかでないのが元主戦のM.デムーロ騎手だろう。
全盛期には多くの大レースを神騎乗ともいえる手綱捌きで勝ち取っていた勝負人も、近年は存在感が薄れるばかり。昨春は大阪杯(G1)をラッキーライラック、NHKマイルC(G1)をラウダシオンで制するなど、デムーロここにありと証明したが、秋になって不甲斐ないレースで連戦連敗を喫し、有力馬の“デムーロ離れ”が加速する事態に発展した。
これを最も象徴したのが今回の川田騎手への乗り替わりだ。
昨年のエリザベス女王杯では、もう1頭のお手馬であるラッキーライラックを手放して選択したように、ラヴズオンリーユーはデムーロ騎手にとって思い入れの強い馬だった。
「オーナーサイドから乗り替わりの話は出ていたようですが、矢作先生はデムーロ騎手にはまだ好意的でした。ところが、有馬記念の大敗はさすがに擁護できずに、乗り替わりとなったようです。
ただ、デムーロ騎手にとっては運が悪かったかもしれません。復調が感じられる状態で、陣営からはこれで負けたら仕方がないという声も出ていたほどでした」(競馬記者)
だが、ラヴズオンリーユーの復活劇に川田騎手の存在が大きかったことも確かだ。川田騎手は3週間調教に跨がり、馬の気持ちやフォームなどを確かめていた。厩舎と密に連携して仕上げた結果が今回の勝利に結びついたといえるだろう。
デムーロ騎手にとってさらに痛恨だったのは、ラヴズオンリーユー同様にお手馬だったジナンボー陣営からの騎乗依頼もなかったことである。ジナンボーとのコンビでは悪くない結果を残していただけに、“デムーロ離れ”が加速した結果だったならば、これはもう事実上の戦力外通告に等しいのかもしれない。
この日は東京で騎乗しながらも、わずか4鞍しか騎乗馬がおらず、メインの共同通信杯(G3)に参戦することも叶わなかったデムーロ騎手。過去の実績を踏まえれば、このまま終わっていいはずがない名手だが、果たして今後の復活はあるのだろうか。結果を残せぬまま大好きなG1シーズンが、いよいよ近づいてきた。