前週のこのコラム記事を検証したがスプリングSのあの2頭共にピックアップされてました~
【先取り!重賞出走馬最速診断】毎日杯2024 無傷の3連勝を目指し、シンザン記念馬ノーブルロジャーが参戦!週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は毎日杯に出走予定の9頭を診断します。
サトノシュトラーセ
京都2歳Sの3着馬。8枠13番から道中は好位外の4番手につけ、直線入り口までに前と差を詰め、先に抜け出すもゴール前でかわされた。緩みない流れを考えると強い競馬だったうえに、勝ち馬はその後のホープフルS2着、弥生賞2着。前走の1勝クラスはアタマ差ながら順当勝ち。持久戦のほうが良さそう。
スマートワイス
新馬戦2着、未勝利戦1着はともに京都芝1800m。新馬戦は軽く促しながら好位につけ、4角では外を回り、この馬なりに伸びるも3馬身半差の2着。未勝利戦はスタートを決め好位外の3番手につけ、4角ではやや外に膨れながらも直線は2着馬と併せる形から競り落とし、時計を2秒4短縮した。ただ、速い上がりの競馬は未知数。
トラジェクトワール
東京マイルを選択した新馬戦は出負けし、前有利の流れを上がり最速で追い込むも5着まで。次走の未勝利戦もやや出負けし、道中は縦長馬群の後ろから2頭目につけると、直線までに徐々に差を詰め、逃げ・番手が馬券内に粘る展開のなか差し切りを決めた。前走1番人気6着の1勝クラスも出が悪かった。末脚非凡ながらスタートに課題。
ニュージーズ
中山芝2000mを選択した新馬戦を5馬身差の完勝。やや出負けから二の脚を使い4番手へ。1000m通過63秒1の緩い流れでも折り合った。直線は間を割り、残り200m過ぎで先頭に立つと伸び脚上々。上がり3ハロン34秒5は、2位と0秒8差と抜けた数字。ノーステッキで加速ラップを踏む文句ナシの好内容だった。
ノーブルロジャー
東京芝1600mを選択した新馬戦は、半マイル50秒0のかなり緩い流れを、番手から上がり最速の脚を使い完勝。前走のシンザン記念では、半マイル46秒4とやや緩みない流れのなか中団馬群に待機すると、4角は外を回し、直線も伸びる外に進路を取り、連勝を決めた。現状これといった欠点がない印象。
ファーヴェント
東スポ杯2歳Sの3着馬。Cコース初週で前の止まりにくい馬場のなか、1000m通過59秒1とやや流れた。道中は3番手にいた勝ち馬から離れた4番手につけ、直線は馬場の外目からじりじりと伸び力を示した。前走のきさらぎ賞は2番人気6着も、直線で2,3着馬に挟まれる不利。スムーズなら際どかったはず。
ベラジオボンド
阪神芝1800mを選択した新馬戦は、好位から上がり最速33秒9の脚を使い、3馬身差完勝。緩い流れでもかかる面がなかった。前走の共同通信杯は5番人気6着も、最内枠から出遅れてしまい、1000m通過62秒7となかなか厳しい展開で、見限れない一戦となった。厩舎の期待も大きく、スタートを決めて巻き返したい。
メイショウタバル
デビュー3戦目に初勝利を挙げ、次戦若駒Sは歩様の乱れにより除外。立て直しを図った前走は、京都芝1800mの1勝クラスを1分46秒9の好時計でモノにした。外から来た馬に道中ハナを譲り、その部分でかかったが、早め先頭で押し切る強い競馬。あとは折り合いがついて、スプリングS回避の影響がなければ。
ルシフェル
未勝利戦、萩Sを連勝し、前走の阪神JFでは6番人気6着。展開は向いたが、出遅れてしまい、大外8枠の距離ロスがあった。マイルはやや忙しい印象。今回は輸送を嫌ったのか、先週開催された牝馬限定のフラワーCではなく、紅一点でこちらへ参戦。忘れな草賞→オークスという手もあるなか、強気なレース選択に映る。
【毎日杯】レース展望
第71回毎日杯(GⅢ、芝1800メートル、3歳)が23日、阪神競馬場で行われる。ビッグスターが過去の優勝馬に名をつらねる出世レース。今年はどの馬が制するか。
ノーブルロジャー(栗東・吉岡辰弥厩舎、牡)はシンザン記念を快勝。中団追走から直線では外を通って、危なげなく抜け出した。2番手から抜け出した新馬戦から一転、待機策で勝ったあたりはレースセンスの高さだろう。1ハロン延長にも対応できるはず。
サトノシュトラーセ(栗東・友道康夫厩舎、牡)は直線の伸び比べになったあすなろ賞を制して2勝目。2走前の京都2歳Sではシンエンペラー、プレリュードシチーに差されたものの、直線で一旦先頭に立って見せ場十分の3着だった。重賞でもやれる能力は証明済みだ。
ニュージーズ(美浦・木村哲也厩舎、牡)は最速の上がり3ハロンをマークして新馬勝ち。楽々と5馬身差をつけたレース内容には大物感が漂った。半姉にオークス馬ミッキークイーン(父ディープインパクト)がいる良血馬。重賞でも気後れなし。
ルシフェル(栗東・斉藤崇史厩舎、牝)は阪神JFで6着。出負けしたのが響いて、直線は思うように進路が取れなかった。スムーズならもう少し着順が上がっていたかもしれない。
ファーヴェント(栗東・藤原英昭厩舎、牡)のきさらぎ賞6着は、残り100メートルほどで左右から挟まれて追えなくなった結果。2走前の東京スポーツ杯2歳S3着からも力は足りる