今週はるめや川田、坂井にゆたかはん、みなアメリカ出張でいないってことになるんかな?
【ファンタジーS】レース展望→大荒れの中、人気薄の2頭をピックアップしてた
第29回ファンタジーS(GⅢ、芝1400メートル)が11月2日、京都競馬場で行われる。暮れの阪神JF、さらには来春の桜花賞、オークスを夢見る2歳牝馬が白熱したレースを展開する。
カワキタマナレア(栗東・杉山佳明厩舎)は札幌で新馬、シンガポールターフクラブ賞と連勝。いずれも上がり3ハロンは最速で瞬発力が素晴らしく、脚質的に1ハロン延長は問題なさそうだ。ただ、時計は強調するほどでなく、ダート向きといわれるヘニーヒューズの産駒だけに速い時計への対応がポイントとなる。
ヴーレヴー(栗東・武幸四郎厩舎)はりんどう賞を豪快に差し切り、2勝目を挙げた。2走前のシンガポールターフクラブ賞では先行策で2着と、脚質に自在性があるのが強み。どんな展開になっても上位に顔をのぞかせそうだ。
スリールミニョン(栗東・高橋康之厩舎)は、直線一気の追い込みでききょうSを制した。1分20秒7の勝ちタイムも2歳馬とすれば優秀だ。小倉で新馬勝ちしており、右回りも問題ない。
白毛馬のゴージャス(栗東・四位洋文厩舎)は、中京で新馬勝ち。2歳馬には長めの1600メートルでも中位でしっかり脚をため、直線は長く脚を使った。1400メートルのペースへの対応がカギになりそうだが、競走センスは高い
別記事も)
【ファンタジーS2024】出走予定馬最速チェック 末脚光るカルプスペルシュ、白毛のゴージャスなど多士済々
ヴーレヴー
函館芝1200mの新馬勝ちは、勝ち時計1分9秒2と速い。次の函館2歳Sは出遅れ、初めて控える形で9着まで。4角大外で脚は使っていた。近2走はシンガポールTC賞2着、1ハロン延長し今回と同じ舞台のりんどう賞1着。前半3ハロン35秒6の緩い流れを控え、上がりは最速の33秒8。距離延長が合い、速い脚比べにも対応した。
カルプスペルシュ
この馬も函館芝1200mの新馬勝ちから函館2歳Sを走った馬。新馬戦はテンで置かれたが、少頭数でリカバリーしやすく、4番手へつけ上がり最速33秒8といい脚を使った。14頭立てと頭数が倍になった函館2歳Sはすんなり5番手、この馬なりに伸びているが5着まで。シュヴァルグランの産駒でもあり、距離が延びるのは良さそう。
カワキタマナレア
新馬戦は札幌芝1200m。出遅れから促されつつ、9頭立ての5番手へ。4角も4,5番手だったが、札幌の短い直線で2着に3馬身1/2、3着には7馬身以上の差をつけた。上がり最速は2位を0秒8上回る33秒8、高速馬場とはいえ、勝ち時計1分9秒0は速い。前走のシンガポールTC賞も、出遅れたが決め手が光った。ここも楽しみ
ゴージャス
新馬戦は中京芝1600m。12頭立ての11番枠から、やや出負けすると馬群外を上がり中団へ。1000m通過62秒3と緩く、我慢させられつつ4角をもったまま進出すると、あっという間に先頭。直線は手前を頻繁に替え、力一杯走っている感じで、後続の追撃をなんとか凌いだ。気性的に距離短縮は走りやすそうだが、ゴールドシップの産駒。
タマモティーカップ
新馬戦は小倉芝1200m。五分のスタートから、前2頭と1馬身ほど離れた3番手。4角までに差を詰めつつ、番手から先頭の2着馬がしぶとかったが、ゴール前でとらえた。勝ち時計1分9秒2と速め。前走は小倉2歳S(中京)へ駒を進め、7番人気9着まで。ただ、重馬場で出遅れ、直線は進路が狭くなった。ワケアリの凡走
ダンツエラン※1着
新馬戦は新潟芝1600m。スタートを決め、無理なく番手へ。半マイル49秒9の緩い流れでも折り合い、レースのラスト3ハロン11.3-11.0-11.3の瞬発力勝負を制した。前走のりんどう賞は重賞組を抑え、1番人気の支持を受けるも3着まで。ハナに立ち、スローに落とせたが、上位2頭には簡単にかわされた。溜めたほうがいいか。
ベルビースタローン※最低人気で3着
京都芝1600mの新馬戦は5番人気10着だったが、逃げた馬に競りかけ、半マイル45秒9と苦しい流れ。結果逃げ切りが決まったので難しいが、ラップ的には失速もやむなし。次は2ハロン短縮し、小倉の未勝利戦を番手から快勝。今度は前掛かりの失速戦を凌ぎきった。前走の小倉2歳S(中京)は、番手から見どころ少なく11着。
ラヴェンデル
父キンシャサノキセキ、母ザナで、半姉に今年の中山牝馬Sを制したコンクシェルがいる。新馬戦は中京芝1400m。スタートは良くも悪くもないといった感じで、ラチ沿いを押されながら3,4番手へ。姉と異なり、揉まれ弱くはなさそう。開幕2週目で逃げ・番手の馬が止まらなかったが、残り100m付近で捕まえた。この組は、(現時点)その後勝ち上った馬がいない