先週から、久住の紅葉便りが届いている。
なので、心がソワソワしていた。
ただ、いつもの山仲間との日程調整がうまくいかなかった。
それで、近場でお茶を濁そうか、それとも思い切って、
久住の「一人の山男」になるか、思案していた。
そうしていると、ありがたいことに、
Kさんから、用事をキャンセルして「大船」の紅葉が見たいとのメールがあった。
そうなれば、当然のことながら「大船がおいらを呼んでいる!」になってしまう。
ということで、17日の土曜日に5時45分に家を出て久住に向かった。
8:00 九重インターを経由して、「やまなみ」を越えて男池方面に進んでいる。
天気は最高に良い。気がかりは紅葉がまだ続いているのか?
それだけが心配だった。
下から見上げる平治岳や黒岳ははっきりと色づいているのが分かる。
この按配なら、御池の紅葉もまだ期待できるかな。
折々に説明するけど、今回は反省することだらけだった。
まずその1が、当初目的の「今水の登山口」ではなく、
「ガラン台」に入ってしまったこと。
9:10 「ガラン台」駐車場から登りはじめる。
「今すぐに登るから待っててくれよー!」と叫んだ!
十分に紅く染まっている。
登山路には、「ノコンギク」?がお出迎え。
けばけばしい実とはなっているが、「悪しき者立ち入るべからず!」
「タンナトリカブト」や
「?」と花を愛でながら登っていく。
ここで、2番目の間違いを起こしていた。
本来は、「東尾根」を登る予定だった。
この案内板を見て、「東尾根」と思いこんでいた。
チャンとしたに「米窪経由」と書いてあるよね!
なんだかすごい急登の連続だ。
10年前、ここを下りたことがある。
その時、とても登れたものじゃない!と思った。
それを今登っている。(なんでやねん!)
その急登の半ばで、ようやく間違いに気づいた。
そういえば、バタバタと決めたので、準備がおろそかになっていた。
しかし、結果としてこれが大正解だった!
このコースならではの絶景が待っていた。
素晴らしい紅葉が、疲れを癒してくれる。
11:20 急登を登りあがると、絶景が待っていた。
ただ、「素晴らしい!」というその一言。
唖然としている私!
2年前の「三俣」の紅葉も素晴らしかったけど、ここまではなかった。
向こうに見える「大船」が美しい!
ゆっくりと周回コースを歩いていく。
「すごい!」
「東尾根」を登ったのでは、この景色は見れなかったかも!
とにかく最高の時に、「大船」を訪れたようだ。
そしてここまでは、登山者も多くはなかった。
段原から「坊がつる」を見下ろす。
ここからは、少し混雑。
でも、私もその構成員だから文句は言えない。
「由布」もこの景色を祝っているようだ。
12:20 「大船山」頂上。
見下ろすと、定番の「御池の紅葉」。素晴らしい。
隣のおじさんが「数十年に一度」だそうですよ!と言った。
大感動の景色の中で、「豪華ランチ」といきたいけど、
いつものパターン。
ランチの後、御池の湖面に下りてみた。
この景色を表現できる言葉が見当たらない。
無粋にも、「ドローン」を飛ばしてる人がいたが、「どうなんだか?」
無理をして来た甲斐があった。
もっともっとこの場所にいたかったが、そうもいかないので、
後ろ髪を引かれながら、13:40大船の頂上を後にした。
ただ、振り返れば絶景なので、
ついついパチリとしてしまう。
「三俣の大鍋」もいい感じ!
2年前の「大鍋」の紅葉を思う出す!
久住本峰、中岳、星生などの山なみもきれいだ。
来週が「三俣の大鍋」の紅葉が見頃だろうね、と声が聞こえた。
「うぅーん!」。今日は仕事で来れなかったYさんに再度声をかけよう!
紅葉の中に阿蘇山が!
これからが、本日の間違いの結末。
本当は「東尾根」を下りる予定だった。
しかし、「岳麓寺コース」を下りてしまった。
ここらで気づいて、大きなピンクのリボンもあったので、
上の写真の草原を「東尾根」へトラバース気味に歩き始めた。
最初はあった登山路(踏み跡)が途中で消えてしまった。
「ええい、ままよ!」とヤブ漕ぎ状態で先へと進んだ。
15分ほどで強烈なヤブ漕ぎを脱し、
どうにか「東尾根」の登山路にたどり着いた。
同行のKさん曰く「昔の岳人(?)を信じてましたよ」。
ちょっと無謀だったかもしれない。(反省!)
もう一つ事件があったのだけど、ページの関係で省略。(なんのこっちゃ!)
16:20 ガラン台の駐車場に着いて、ほっとして「大船」を振り返った。
たくさんの感動に感謝。
そしてここからは、去年登った「祖母」から「傾」の稜線が!
「ん!」こんなにも長かったかな!誰かさんのお足は!
反省すべきことが多かった今回の「大船」登山。
でも、感動と収穫も多かった。これから紅葉の「大船」は、
急登ではあるが、「是非とも米窪経由を登りたい!」と思った。
どうも来週まで紅葉が良さそうだ。
もしYさんと日程が合えば、再度久住に来れるかもしれない。
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