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平戸に写真展「OUT IN JAPAN」を見に行く!(田平教会や薄香にも!)

2016年03月03日 | 地域写真愛好会

2月27日の土曜日に、少し遠出をして平戸に行ってきた。

何日か前に、地域の写真愛好家の人たちから、
『「OUT IN JAPAN」を見に行かないか?』と、誘われたのだ。

最初、「うぅーん、それは何?」と思った。

調べてみると、“OUT IN JAPAN”とは、、
「日本のLGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティにスポットを当て、
市井の人々を含む多彩なポートレートを様々なフォトグラファーが撮影し、
5年間で10,000人のギャラリーを目指すプロジェクト。」とのこと。

詳しくは、(こちらを


9時に福岡を出て、10:40には「松浦道の駅」に着いた。
こんなところに「ライオン像」があるんだね。


今回の写真展の主催は、平戸オランダ商館。
そして共催が、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ
平戸オランダ商館


日程は2月13日~28日までの2週間。西日本初公開とのこと!
なので、もう終わっているけど、次は東京での開催とか。
ここはオランダ商館の一階。


写真展は二階で開催されていた。



取り組みの趣旨。



とにかく数多くのポートレートが飾られている。



この写真は福岡でも撮影されているそうだ。



「あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。」



このような取り組みが、少しずつ社会を変えていくのだろう。

ついでと言っては何だけど、ここもパチリ。



実は、平戸に入る前に寄り道をしていた。

それは、「田平教会」(瀬戸山天主堂)だ。(私ははじめて)



煉瓦造りで、とても迫力があった。



パンフレットにはこう書いてある。

「田平教会は、1886年(明治19年)に、ラゲ神父が黒島から、
ド・ロ神父が出津から、信徒の数家族を横立地区に移住させたときに始まる。
「レンガ造りの教会堂」は、ド・ロ神父からヨーロッパの教会建設を教わった
「鉄川与助」を棟梁として、1918年(大正5年)に献堂された。
「レンガ造り教会堂」の後期の作で、鉄川与助の傑作の一つといわれる。







教会の中にも入ったのだが、ステンドグラスがとてもきれいだった。


が、撮影禁止だったのでパチリはなし!



そして、平戸での豪華ランチ!
景観保存の取り組みがされているようだ。

「もりとう」の「平戸チャンポン」。


私が食したのが「平戸あごチャンポン」。(780円)
あご出汁で、あっさりスープだけど、あごのつみれも入っていて、本当に美味しかった!!


腹一杯となったところで、少しだけ平戸観光に。



まずは、「寺と教会の見える風景」に行った。



ここはとても有名なところ。雨の中の撮影は難しい!



その後、「高倉健が主演した『あなたへ』のロケ地」、「薄香」へ。



「薄香」について、道路工事をしている人に尋ねた。
映画の「写真館はどこでしょうか?」と。



機械があるところ辺りじゃないかな。
「詳しくはわからないね。」だって。



さらに港を町中に進んでいくと、白髪の男性が佇んでいた。

映画の「写真館は?」という話しかけると、「ここに車を止めなさい。」

「今から一緒に行きましょう。」と親切にもいろいろと説明をしてくれた。



その人はまるで現地ガイドさんみたいに、詳しくロケ当時のことを話してくれた。



そして、写真館の前で私にポーズをとれと言われる。
様にならんね!


よく聞くと、この地区の区長さんとのこと。



20分ばかり、私たちにお付き合いをしてくれた。



「区長さん、本当にありがとうございました。」



最後に、平戸の真ん中に位置している「根獅子(ねしこ)」に立ち寄った。





遠藤周作の小説に「沈黙」というのがある。
この本は、鎖国時代のキリシタン弾圧を舞台に、信仰の有り様や、
人間の弱さなどを鋭く描いた傑作だ。

この根獅子で生き抜いてこられた「隠れキリシタン」の人々と「沈黙」とが重なった。


この資料館の入り口に飾ってあった「平戸鬼洋蝶」が気に入った。



というな感じで、とりとめもない旅となったけど、
4時過ぎに、通行料無料となった「平戸大橋」を渡って



一路、福岡に向かった。

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