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カナディアンロッキー紀行(5)

2014年01月08日 | カナダ紀行
7月11日。カナディアンロッキー5日目である。
いつものように8時30分にホテルを出発。今日は秋山さんお勧めの「ラーチ・バレー」に登る。バンフから北へ70キロ。約1時間ほどで登山口のある「モレーン・レイク」に着いた。三千メートル級の山々が連なる「テンピークス」を背景に少しだけ記念撮影。ここの景色は超一級。できるだけの格好を付けたつもりだが,結果はいかに?




10:00
ここが登山口(1884m)。ここから「センチネル・パス」(2611m)まで、高度差730mを5時間40分の所要時間の予定。やはりクマの注意が貼ってある。少し気が引き締まる。




さあ、いよいよカナディアンロッキーを歩けるのもあと少しとなってきた。針葉樹林帯をジグザグに高度を上げていく。なんといってもこの時に木々の間から見えるこの景色。
すばらしいエメラルドグリーン。まるで宝石の湖だ。氷河が岩などを削ってくることで,この何ともいえない色になるそうだ。


そして、ウサギギク。


ジリスもすぐ近くまで寄ってくる。




11:30
休憩のときに秋山さんが「ラーチ・バレー」のことを説明してくれた。
「ラーチ」とはカラマツのことで、9月下旬ごろは黄葉の風景は世界的にも有名なのだそうだ。そのうちに「秋にも是非来たいね」とSさん。全くの同感。ここは別世界なのだ。


この休憩のときに、日本のツアー客と一緒になった。そして「秋山さん!ガイド本買ってます。サインして!」と厚かましいおばさんもいた。さらっと受け流すガイドの秋山さん。


順調に谷を登っていく。






12:30
「ミネスティマ・レイク」に到着。正面の鞍部が「センチネル・パス」。今日の目的地である。雪が多かったら断念も考えてたと秋山氏。そこで私、「行きましょう!」。


振り返れば、「テンピークス」の山々。とてもカッコイイ!


雪面をトラバース気味に登る。この程度ならば楽勝だ!






いよいよ「センチネル・パス」が近くなってきた。


13:30
そして着いた。こちらが鞍部の向こう「パラダイス・バレー」の景色。


そして振り返って「テンピークス」


ここでポーズ、パチリ。少し風が強く冷たい。


13:50
昼食後、下山開始。「チョウノスケソウ」の群落。


「センチネル・パス」に登るパーティ。


慎重に雪面を下る。


カナダ人は雪渓を「足セード」。危険なのでは?


テンピークスを背景にパチリ。


14:20
「ミネスティマ・レイク」まで下りてきた。




雪が多い年なら、この渡渉も楽ではないだろう。


テンピークスの氷河。




15:55
そして4時に「モレーン・レイク」に帰り着いた。




20:30
本日の夕食。イタリアレストランに行く。味は日本の方がいいかな。




今日は思いもかけず大満足の山行だった。秋山さんに「とてもいいコースでした。ありがとうございます。」とお礼を言った。
いよいよ、後わずかになってきた。



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