夜空の天体には名前がついている。
有名なものは、固有名詞がついているが、他にも記号をつけて呼ばれる。
全天は88の星座で区分けされ、星座の恒星は、α、β、γ…のバイエル符号で呼ばれる。
恒星でないもの(銀河や星雲)、恒星の集まり(星団)などは、M、NGC、IC、Mel、・・・に番号をつけて呼ばれる。
①メシエカタログ(M天体)
フランスのメシエさんが発表した。色々な経過をたどり、現代では1~110がある。メシエさんのMをとって、M1(カニ星雲)、M42+M43(オリオン大星雲)、M45(昴)などがある。
②NGC(New General Catalogue)
メシエさんに刺激されたハーシェルさんは、GCを発表。その後色々な経過をたどり、NGCとして、7840の天体に名前がつけられた。
例 NGC2237+2238+2239(バラ星雲)
③IC(Index Catalogue)
NGCを完成させたドレイヤーさんは、さらに頑張って星雲、星団を5386個収録したICを発表。
例 IC2177(一角獣座カモメ星雲)
④Mel
メロッテさんがまとめた245個の散開星団のカタログ。
例 Mel.22(昴)、Mel.25(ヒヤデス星団)
⑤Sh2
シャープレスさんが発表した散光星団のカタログ。
例 Sh2-264(オリオン座メイサ周辺のエンゼルフィツシュ星雲)
以上 浅田英夫著作「星雲星団ウォツチング」の私(素人初心者)向け要約。
追加)
⑥カルドウェルカタログとはメシエカタログを補完する目的でパトリック・アルフレッド・カルドウェル(パトリック・ムーア)によって編纂された天体カタログ。明るい天体が中心で、アマチュア天文学者にも観測しやすい109天体が収録されている。カルドウェルのCが番号の前につけられる。
⑦コリンダーカタログとは、コリンダーさんがまとめた散開星団のカタログ。
参考資料
5.5)ぬんまさんのツィート
例のメシエ天体の難易度表(改)に
— ぬんま (@DldpKOzvfKLpzsc) June 22, 2024
撮ったことある対象に印(白い四角)入れてみた💡
まだまだ数は少ないけど
黄色位なら普通に撮れる感じがする。
M4(オレンジ)はそこまで難しくない気も…🤔
今の所、難しいと思ったのはM101かな pic.twitter.com/6IlTfMihmv
7.5)Getaさんのツィート(ブログあり)
C天体(カルドウェル-カタログの天体)を今までに69天体撮影しました。
— geta (@Getter3719) June 21, 2024
C74が撮れたので、それまでの番号は全て撮りたいと思っています。(残り5天体、番号は赤緯順です)
ベランダからはC74が限界です。https://t.co/IbEJVwjnii pic.twitter.com/KWmAUbEAmC
8)Explore - The Night Sky | Hubble’s Caldwell Catalog~NASA
11)Sharpless catalog - Wikipedia
13)Collinder catalogue~英語版Wikipedia
15)Melotte catalogue~英語版Wikipedia
18)電視観望の覚書05(メシエカタログ、NGC、IC、Mel) - よしべや