よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel)

2023-04-16 19:00:00 | 覚書・機材

夜空の天体には名前がついている。

有名なものは、固有名詞がついているが、他にも記号をつけて呼ばれる。
 
全天は88の星座で区分けされ、星座の恒星は、α、β、γ…のバイエル符号で呼ばれる。
 
恒星でないもの(銀河や星雲)、恒星の集まり(星団)などは、M、NGC、IC、Mel、・・・に番号をつけて呼ばれる。
 
①メシエカタログ(M天体)
フランスのメシエさんが発表した。色々な経過をたどり、現代では1~110がある。メシエさんのMをとって、M1(カニ星雲)、M42+M43(オリオン大星雲)、M45(昴)などがある。
 
②NGC(New General Catalogue)
メシエさんに刺激されたハーシェルさんは、GCを発表。その後色々な経過をたどり、NGCとして、7840の天体に名前がつけられた。
例 NGC2237+2238+2239(バラ星雲)
 
③IC(Index Catalogue)
NGCを完成させたドレイヤーさんは、さらに頑張って星雲、星団を5386個収録したICを発表。
例 IC2177(一角獣座カモメ星雲)
 
④Mel
メロッテさんがまとめた245個の散開星団のカタログ。
例 Mel.22(昴)、Mel.25(ヒヤデス星団)
 
⑤Sh2
シャープレスさんが発表した散光星団のカタログ。
例 Sh2-264(オリオン座メイサ周辺のエンゼルフィツシュ星雲)
 
以上 浅田英夫著作「星雲星団ウォツチング」の私(素人初心者)向け要約。
 
追加)
 

⑥カルドウェルカタログとはメシエカタログを補完する目的でパトリック・アルフレッド・カルドウェル(パトリック・ムーア)によって編纂された天体カタログ。明るい天体が中心で、アマチュア天文学者にも観測しやすい109天体が収録されている。カルドウェルのCが番号の前につけられる。

⑦コリンダーカタログとは、コリンダーさんがまとめた散開星団のカタログ。

 

参考資料

1) 星団 - Wikipedia

2) 星雲 - Wikipedia

3) 銀河 - Wikipedia

4)メシエカタログ - Wikipedia

5)メシエ天体の一覧 - Wikipedia

5.5)ぬんまさんのツィート


6)カルドウェルカタログ - Wikipedia

7)カルドウェルカタログの一覧 - Wikipedia

7.5)Getaさんのツィート(ブログあり)


8)Explore - The Night Sky | Hubble’s Caldwell Catalog~NASA

9)シャープレスカタログ - Wikipedia

10)Sharpless Catalog

11)Sharpless catalog - Wikipedia

12)コリンダーカタログ~Wikipedia

13)Collinder catalogue~英語版Wikipedia

14)メロッテカタログ~Wikipedia

15)Melotte catalogue~英語版Wikipedia

16)二重星・画像のページ~Web天文台

17)ざなっくの星雲星団ガイドブック

18)電視観望の覚書05(メシエカタログ、NGC、IC、Mel) - よしべや

19)美星町 星のデータベース(主な銀河)