百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

時雨

2006-11-13 23:18:23 | 季節
立冬以来、なかなか冬らしい天候が続く。木枯らしが吹いたと思うと、小春日和があり、そうかというと時雨が降る。
この前ラジオを聞いていると、アナウンサーが「やっと寒くなってきましたネッ。」と天候に関してのコメントを残されたが、そのコメントに対して「寒くなってきたことに対して、『やっと』という表現は適切ではない。」というリスナーからの声が紹介された。
寒くなるのを待っている人もいれば、出来れば暖かい方が良いと思っている人がいる。私は、新しい季節を迎えるにあたって、やっぱり季節の変化を新鮮に感じられることに対して喜ぶことの方が自然な気がする。
寒くなったことで、コタツを買いに走った友人や駅に向かうコート姿の男女、今日は旭川の平野部で積雪があったという、例年より10日遅れといわれているが、まさしく冬本番!!風邪などひかぬよう、体調管理には留意しましょう。

放線菌

2006-11-13 00:01:36 | 農業
これが放線菌!!大きさは細菌とカビの中間、一般的には、抗生物質を数多く創り出した菌として知られています。主な特徴として・抗菌作用がある・窒素固定作用がある等があげられ、抗菌作用としてはリンゴのモンパ病やイネのイモチ病を抑制し、家畜糞の悪臭のもとである低級脂肪酸の分解酵素をもつので悪臭を消し去り、しかもハエの卵も食べる。また、キチン質を好むため、キチン質を含むネコブセンチュウの卵も食べ、以前は昆虫等の死骸を食べていた放線菌は(昆虫もキチン質でできており)、農薬散布などで昆虫が減ったことでその数が激減し、土壌病害がふえたのではないかともいわれています。窒素固定で有名なのが、豆科の根粒菌ですが、放線菌の一つであるフランキア(Frankia)菌もカバノキ科のハンノキやグミ科のサジーなど被子植物の根の細胞外や細胞間隙に生息し窒素固定の役割を果たすといわれています。