百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

時間

2016-03-28 23:16:32 | Weblog
光や空気や水と同じでわれわれのもとには時間はふんだんにある。
しかし時間はふんだんにあっても、結局われわれは常に時間に追い立てられている。
時間はコストであり、お金に換算出来るとする時間の定義が現代社会である一方、その時間はお金で買えるか?
お金を使って効率化を図ったり、物流や情報技術の進化で時間を節約することは可能ではあっても、時間本来が持つその時を過ごす価値や家族や仲間と一緒にいる幸福の価値についてあまりにもないがしろにしてきたのではないか。
今一度時間とその過ごし方について考えてみたい。

デジタル

2016-03-28 00:40:22 | Weblog
なんでもデジタル化される中、最近レコード針が注目されているという。
レコード針を作り続けて今年で半世紀の老舗、日本精機宝石工業(兵庫県新温泉町)は、日本海に面した小さな町の従業員約60人の小さメーカーだが、JICO(日本精機宝石工業のブランド名)ブランドの交換レコード針は約2200種類作られており、世界でも高く評価され、販売高の約9割は海外へ輸出だという。
最近の映画もほとんどはデジタルで撮影されていて、現像代もかからないので、撮影は大変割安で出来るようになったと言われる。一方、そんな中でデジタルではないアナログフィルムに拘った映画監督もいる。それは『メメント』(00年)『プレステージ』(06年)『ダークナイト』( 08年)のクリストファー・ノーランだ。彼はアナログで撮影したものを、再度デジタルに焼き直すという。アナログをデジタル化するのはなかなか手間がかかるようだが、そこにはデジタルでは出ない深みがあるという。
どこに価値を見出すか、その価値をどう評価するか、決して答えはひとつではないようだ。