百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

春風

2016-03-31 22:07:49 | Weblog
ここしばらく4月中旬の陽気が続いている。
春になるとなんとも気が焦る。
そんなに焦っても出来ることと出来ないことははっきりしているのに・・・。
あたりまえのことだが播種しないと発芽はしない、でも慌てて播種をするとうまく芽をきらない、そこで何度かにわけて播種するのがもっとも妥当な手段になるわけだが、時差をつけて播種したからといって、その季節の天候によって2週間程度の時差は直ぐに埋まってしまうことがある。
そんな時は野菜の値段が乱高下する。
みんなが栽培しやすい時期の野菜の値段あまりにも安く、みんなが出荷出来ない時期の野菜は高騰する。野菜自身の栄養価や、旨味は安い時(育てやすい季節)の方が良いのに・・・。

在来種

2016-03-31 02:10:52 | Weblog
在来種が駆逐され、外来種がその生息区域を拡大しているとよく聞く。
タンポポ等、在来のカンサイタンポポやカントウタンポポはセイヨウタンポポに駆逐されているとよく言われる、これは受粉方法や繁殖(クローン)方法の差異によるものだが、一般的な野菜の品種は栽培の難易度を下げて効率を上げるため品種改良が進み、今では次世代を産むことができないF1(一代交配種)が販売されている種子の大半を占めようになっている。
しかし本来の味や香り、栄養価はどちらの方が望ましいのか?われわれは今一度物の価値、時間の価値、未来に対しての現在の価値を問うべき時を迎えている気がしてならない。