百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

風力発電

2021-08-17 20:53:26 | Weblog


滋賀県で平成13年から稼働していた「くさつ夢風車」は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助も受け、総工費約3億円、高さ60メートルの支柱に、長さ35メートルの3枚のブレードがあり、風が秒速13メートル以上吹いた場合(25メートル以上は停止)の定格出力は、最高毎時1500キロワット(当時一基としては国内最大級)の予定だった。発電した電力は、隣接する植物公園に供給し、余剰分を電気会社に売電する仕組みで、また、再生可能エネルギーの「実現例」として、市内の小中学生の現地学習の場として利用されるなど、地元の烏丸半島のランドマークとしても親しまれてきたと言える。しかし想定通りの風が吹かなかったり、故障などで実際の発電量は低迷。一般家庭で320世帯分となる年間1200メガワットを見込んだものの、23年度には4分の1以下の268メガワットしか発電できなかった。その後ブレードの損傷が生じ、26年4月に運転を停止、その後 年撤去されることとなる。結果、創業から5年間は黒字でその後は赤字を垂れ流したこととなり、累積赤字は約2億4600万円,更に撤去費用として2億400万円が必要だという。
風力発電の問題点は・強い風に弱く・環境(騒音や低周波等)への影響があまり勘案されておらず・発電効率は高いが修理や撤去にコストがかかり過ぎるということになるのだろうか。