先日、真実と事実について、あるテレビの深夜番組でドキュメントの在り方について討論されていた。『真実はいろいろあるが、事実はひとつだ。』なるほどそういうことか、個々人の捉え方で真実は変わるが、そこに存在する事実は事実で決して何通りも存在しない。テレビはそのテレビという性格上、なかなかドキュメンタリーを報道するには難易度があり、報道という行為をともなうと一転して実像は虚像に変化する・・・。先日他界した久世光彦氏は『テレビは消えるから面白い!』(実際、60年台の放送当時の録画等、もうすでに残っていない映像も多いという。)といい、70年代に自殺したCMディレクターの杉山登志氏は遺書の中で『リッチでないのに リッチな世界などわかりません ハッピーでないのに ハッピーな世界などえがけません 「夢」がないのに 「夢」をうることなどは・・・とても嘘をついてもばれるものです』と当時のテレビで放送されるコマーシャリズムの非難(彼は非難するつもりではなく、自己否定したかっただけだと思われるが・・・。)をした。複雑な社会を自分なりに解析するには、事実を見極める眼を養わないと駄目だが、真実はひとつではない、真実を見つめ、それぞれの立場からみる真実を大切にする社会性も大切である、そう思うとあまり頭を悩まさずにあくまでも自然体で何事にも臨むことが大事そうだ。
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