百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

プレバイオティクス

2012-12-22 21:18:29 | Weblog
プロバイオティクスとプレバイオティクス
プロバイオティクスとは、腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物のこと。
プレバイオティクスとは、プロバイオティクスの働きを助ける物質のこと。
最近、腸は健康のバロメーターになっているような気がしている。わたしたちは、腸内が今どういう状態なのか、自分で把握しておくことが大切そうだ。

金子美登

2012-12-21 20:11:46 | Weblog
年末になり、少しは書棚の整理をしようと、空いた時間を見つけ、本を片付けていると、・・、。
やっぱり仕事は進まず、本を読み込んでしまうはめに、・・・。
1986年に書かれたこの本には、『社会・未来・わたしたち10  未来をみつめる農場』とあるように、
・土・バクテリア ・会費制自給農場・自立して自給等々、今の時代にとってまだまだ結論に至っていない内容が、ふんだんにちりばめられており、半世紀も前に書かれたとは決して思えない。
金子さんは、日本の有機農業のリーダーとして、また政治家として日本の農のあり方を真摯にみつめ、自ら圃場で汗をかかれている。
またこの本のシリーズは、マスコミや核戦争、都市と日本の農業、エネルギーなど現代社会が抱える大きな問題をしっかりテーマにしていた。
なんともなんとも。。

日本料理

2012-12-21 00:21:57 | Weblog
昨日は「日本料理の歴史」について学ぶ機会に恵まれた。
知ってるつもりで、知らなかった「茶懐石」の歴史、「引出物」の謂れ、「おかず」「丼」「すき焼き」の解釈等々、何とも奥が深い。
歴史が、四季が、人を敬う気持ちが、「日本料理の歴史」をつくり、それぞれの時代がそれぞれの「価値を伝承」していく。
「茶懐石」・・・最初は会席だったが、懐に温かい石を入れて空腹を癒したことや抹茶を味あうための料理という特別な意味で懐石を用いる
「引出物」・・・お土産の最後、最終形として、その昔「馬」を客人に引きだし渡したことから、
「おかず」・・・御数、その昔、主菜の他は、数を競ったことがコトバの由来らしい、
「丼」・・・昔はみんなが外食で手際よく食べることが大切だったようで、そういう料理を提供する店は、忙しく一様に「つっけんどん」としていたことが謂れのよう、
「すき焼き」・・・関東風のすき焼き、つまりワリシタを使う料理は「すき焼き」ではなく「牛鍋」、あくまでも「すき焼き」は関西風しかない!らしい。

メタン発酵

2012-12-20 21:15:50 | Weblog
嫌気性の発酵の中で、メタンガスを発生させ、エネルギーに用いる方式には、乾式と湿式がある。
どちらもメタン菌の活性が大きなポイントになるが、温度帯は高温(約55℃)と中温(約35℃)をそれぞれが持ち、乾式は撹拌をせず、湿式は撹拌をすることにその特徴がある。

臭覚

2012-12-16 21:35:41 | Weblog
臭覚は、五感のひとつ。
臭覚の能力は、人種・性別・年齢・鍛練等によって個人差がかなりあるという。訓練することで、能力を発達させることは可能だというが、年齢と共にその能力は確実に低下するそうだ。
臭気指数とは、においの付いた空気や水をにおいが感じなくなるまで、薄め、その希釈倍率(臭気濃度)を求めたもののことで、臭覚の能力は臭気濃度がどこまで低いものまで嗅げるかになるようだ。

愛がなくちゃね。

2012-12-15 22:14:43 | Weblog
みちでバッタリ
出会ったヨ
なにげなく
出会ったヨ
そして両方とも知らん顔で
とおりすぎたヨ

でも僕にとって
これは世の中が
ひっくりかえる
ことだヨ

あれから
なんべんも
この道を歩いたヨ
でももう一ども
会わなかったヨ

矢野顕子
1982年
「愛がなくちゃね。」に収録。
作詞は、『僕は12歳』の岡真史さん
37年前、岡真史さんは12年と9ヶ月で自ら生命を絶った。

※写真は昨日の伊吹山

「愛される農家」とは?

2012-12-14 22:29:07 | Weblog
「愛される農家」を目指して!
地域や環境に根差して、地域のみんなに支えられながら、「愛される農家」を目指すことが農家にとっては大切なのではないかという話を伺った。
地産地消、身土不二、やはり地元で育った食物を食すことが、我々の命や健康、安らぎを支えてくれる(あくまでも信条的ではあるが)と考えている私からみて、確かにフードマイレージやLCA(ライフサイクルアセスメント)のような尺度はあるものの、本来あるべき姿はもっとわかりやすくデジタルで表現できるよう指標(季節、季節の最も旬なものを最も近いところから)を提示する工夫が先ずは重要になってくるのではないだろうかと思う。
そして「愛され方」にもいろいろあるが、その「必要性」が問われてくる。
最近とみに言葉として使われる六次産業も同様で、様々な角度から顧客ニーズをつかみ顧客とともに歩む方法を少し考えることで農業をさらに身近に感じていただくことは可能なのだろう。そのためには、あくまでも農業者主体の六次産業、生活者主体の六次産業、地域主体の六次産業が大切になってくるのではないだろうか。
「あなたが廃業したら、誰かが残念に思ってくれますか?」
農家が廃業したとしても、喜ぶ人はいないと思うが、畜産農家などの場合は、牧場や鶏舎が無くなることでほっとされる方があるという。商工業でも同様だが、異なる価値が提供できないでいると他社がいくらでも代替えを提供する。独自価値を持つこと、生活者、地域との結びつき、未来を見据えた暮らしの在り方との密着、貨幣価値ではない暮らし価値の提供を目指すなら、農業ほどわかりやすいものはないようにも思うのだが…。

鰹節

2012-12-13 22:36:22 | Weblog
鰹節は脂のあまりのっていない鰹の身を三枚におろし、
97~98℃のお湯で15~40分ほど煮て骨抜きをして冷やし
水抜きを行う。これが“なまり節”です。
そして木の箱に4、5枚を重ねて入れ、煤乾室と呼ばれる
部屋でいぶした後数日間かけて乾燥させるのを何度か繰
り返し行う。
ここまでの工程でできたものが“荒節”と呼ばれるもの
でこれを船の形に成型したものの事を“裸節”と呼ぶ。
そして4、5日日光で乾燥させて、そしていよいよ大事な
カビ付け作業に入り、裸節を二週間ほどカビ付け用の樽
にいれておく。そうするとカビ付け樽に住んでいた鰹節
菌とよばれる麹カビの一種が裸節の表面に発生し、これ
を取り出してカビの胞子を刷毛で払い落として日干しす
るという過程を4回ほど繰り返し、最後にしっかりと乾燥
させ、やっと鰹節の完成となります。


F1種

2012-12-12 21:59:50 | Weblog
メンデルの「優劣の法則」により、第一代の子(F1=雑種第一代)は、両親の形質のうち、優性だけが現れ、劣性は陰に隠れます。
あらゆる形質でこの優性遺伝子だけが発現するため、交配種野菜は、一見まったく同じ形にそろいます。
反面、交配種野菜から種を採ると、優性形質3に対し、1の割合で隠れていた劣性形質が現れます。(これはメンデルの「分離の法則」)
野菜の場合、発芽速度、草丈、葉色、根群、果色はじめあらゆる形質で劣性遺伝子が分離して顔を出すため、F1から自家採種したF2世代は、見るからにバラバラの野菜になってしまいます。
現在は販売されている種子の大部分を占めるF1種だが、1950年代から始まった“緑の革命”は産業としての農業の大増産という命題は達成したものの、そんな中、化学肥料と農薬、そしてF1種は大切なツールとして活用されたものの、化学肥料や農薬といった化学製品の投入なしには成り立たなくなってしまった農業は、現在、社会からその持続可能性を問われるに至っている。