百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

植物の不思議   その3

2014-08-10 22:29:13 | Weblog
植物は、光をしっかり受けながら成長します。
日中の温度差はあったほうが、良さそうです。具体的には、朝夕、寒暖の差があったほうが植物自身にもメリハリが出来てよいのではないのかと思われます。
植物の成長には水は大切ですが、与え過ぎはよくありません。適切な量を適切なタイミングで与えることが重要になります。
二酸化炭素は光合成に必要なため、出来れば大気中の濃度も高いに越したことはないのですが、現実、露地の場合は人の力で左右することは難しいので微風を送ることで対応します。密植が成長に悪影響を与えるのは風の通りが悪い(二酸化炭素が十分に得られない)ことも一因ともいわれる所以です。

植物の不思議   その2

2014-08-09 22:57:12 | Weblog
発芽したあと、すぐには肥料は必要ではありません。というのは、種子は成長には、まず種の胚乳を用います。
胚乳をもたない種子は、無胚乳種子といい、子葉が貯蔵器官となります。
葉が形成されると、光合成が可能となります。
動物と植物の違いは、モノを作り出すことが出来るか、否かだと思います。
植物は、光と水と二酸化炭素から炭水化物を作り、窒素を加えてタンパク質を作り出します。
それに引き換え、人間はすべてを消費するだけで産み出すことはありません(動物の中でも『牛』は、乳を出し、その糞は壁の素材としても使われるともいわれていますが)。

植物の不思議  その1

2014-08-08 22:26:09 | Weblog
【種の巻】
種の中にはパワーがいっぱい!!
そのパワーは発芽やその後の生育に使われます。
発芽には、温度や水や酸素が必要です。光も必要な植物ありますが、基本は3要素が必要条件といわれています。
種は、常温で保管できないこともありませんが(ここでいう常温とは一定温度のこと)、湿度は低ければ低いほど良いと言われています。

ヨモギ

2014-08-07 21:33:53 | Weblog
自生するよもぎには、いろいろな種類がある。
一般的には、ヤマヨモギ、オオヨモギ、エゾヨモギがあり(呼び名は違うが同じものという説もある)、オトコヨモギ、ヒメヨモギ、イヌヨモギ、それぞれ葉の形状や茎、葉の裏や茎に毛が生えているいないで区別するようだが、これがなかなかわかりづらい。

エンデの遺言

2014-08-06 21:38:23 | Weblog
あの『モモ』の執筆で著名なエンデは『エンデの遺言』の中で「ドイツでは古くから『金を出すものが命じる』という諺があります。
現代の技術や科学は、軍事のためには国家から、政財的な利益のためには企業から金を受け取ります。
ここ数十年は特に恐ろしいスピードで科学と技術を変えています。」と現状の社会のあり方を危惧し

「われわれが毎日食べろパンを買うために必要とするお金と株式市場で売り買いされているお金は別のもんである」
とお金のあり方は二通りあると記している。

「『お金は老化しなければならない』というテーゼを立てた」のは、ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼル。
彼は自由貨幣と呼ばれる新たなお金の考え方を提案した。
ケインズは、その著作『雇用、利子、貨幣の一般理論』の中で、「後世の人々はマルクスよりもゲゼルの精神により多くのものを学ぶであろう」と記載している。

今一度、資本主義の行方を考える必要がある。

サンマの不漁

2014-08-05 20:45:01 | Weblog
サンマの流し網漁が不漁だという。
漁獲量は前年同期の一割程度で、不漁の原因はよくわかっていない。
釧路の和商市場では、120~130グラムのサンマが一匹300~500円で扱われており、現地では「信じられないくらいくらいの高値」と言われている。
秋の漁にはあまり不安はないといわれているものの、春のカツオといい、最近の漁場は何か様相が違ってきている。

個食の時代

2014-08-04 23:00:38 | Weblog
「人類が長い歴史の中で築き上げた『強い共感能力』や『信頼関係を作るコミュニケーション能力』は、今やグローバル化とIT化によって危機に瀕している。」というのは京都大学の山極教授。
「食を共にする」という行為は、類人猿の行動特性であり、サルの社会の中では決して仲間同士で食を取らない。というのは餌の取り合いになり、強い者の一人占めが基本なのだそうだ。
われわれは、理解しあい、信頼関係を築くために“食事”をする。現代社会の『個食ブーム』は、そういう独特の行動特性を崩すものであり、グローバル化やIT化はわれわれの未来の社会を不安定なものにしかねないというのが山極教授の危惧されていることだ。
※写真は、次期総長候補に選出された山極教授に対する何とも「あたたかいメッセージ」

ある精肉店のはなし

2014-08-03 21:09:13 | Weblog
観たかった映画をやっと観ることができた。
この映画「ある精肉店のはなし」は、解放、人権問題、被差別等難しいテーマを淡々とドキュメンタリータッチで描いて『釜山国際映画祭』『山形国際ドキュメンタリー映画祭』の正式出品作品となった纐纈(はなぶさ)監督の作品だが、私なりに『生きざま』や『何故、生きるか』について、『いのちを食べて、いのちを生きる』という基本的な生活者の中から何をどう感じとれるかについて考えてみたかった。
作品は、大阪の貝塚にある北出さんという精肉店が舞台。この精肉店と普通のお肉屋さんとの違いは『製販一貫』つまり牛を肥育し、自らの手で、解体、そして小売りをされているということで、最近ではほとんどみられなくなったスタイルだが、農家が直接お客さまに販売することを忘れたように、現在のお肉屋さんはお肉は売るが、そのお肉はどう飼育された牛のお肉なのかなかなかわからなくなっているのが現状だ。
牛や豚は“殺す”ではなく、“わる”といい、鳥や魚は“しめる”という。野菜を食することも本当は“いのち”を頂いているのだが、牛や豚は、人間と同じ哺乳動物なので現場をみると何とも痛ましい、まさしく“いのちをいただく”そして生きている事実を目の当たりにみせられた気がする。
しかし淡々と生きる、生きるために仕事をし、そして食べる。そんな生活の中で、もっとも大切なことは感謝の気持ちを決して忘れないということなのではないだろうかと改めて気づかされる。

ナマンダブツ  その2

2014-08-01 23:38:41 | Weblog
「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」
唱えるだけで救われる(極楽往生できる)という法然の教えだが、本当にそうなのか?
唱えることで自らの意識を昇華させるというか、
何度も何度も繰り返すことで身体に刻み込むというか、
そういう行為がもっとも重要になるということなのか。