百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

天恵緑汁  その2

2015-07-11 20:38:12 | Weblog
先日(6月24日)芽かきしたトマトの脇芽と黒砂糖を混ぜて1日重石を乗せ、重石を外して1週間、こんな感じの発酵液が所謂“天恵緑汁”、普通はヨモギ等で行うのですが、私はいつもトマトを使用。

菌根菌

2015-07-10 20:54:08 | Weblog
菌根菌とは、植物の根に着く菌で古細菌の一種。
窒素固定をする根粒菌も古細菌の一種だが、菌根菌はアンモニアを亜硝酸に分解することで、植物の吸収し易いカタチ(硝酸)に一歩近づける役割を果たしている。

植物と菌の関係

2015-07-09 22:15:24 | Weblog
植物と菌の関係は、自然界の中では対立するばかりではなく、共生している部分も多々ある。
例えば、植物は成長する際に窒素を必要とするが、その窒素をどのように摂るかというと、土壌中にある有機物を様々な菌達がよってかかって分解をしてアンモニアから亜硝酸、亜硝酸から硝酸にすることで植物達に吸収されやすくしてくれている。
それぞれがそれぞれの立場で役割発揮を行なっているのが自然界ということになる。

菌による発病

2015-07-08 21:18:01 | Weblog
植物の病気は黴やバクテリア、ウィルスなどの侵入によっておきる。
植物の生きている世界にはなんとも沢山の雑菌が存在するが、植物もそう簡単には雑菌の侵入を許さない。
しかし気温や湿度等環境やその時の植物の体調によってうっかり菌の侵入を許してしまうと発病してしまうという結果になるという。
またそれら菌による発病は例えば、「うどんこ病」といわれている葉にうどんこ(小麦粉)がかけられたようになる病気の原因菌はErysiphaceae だが、
ブドウの場合だとErysiphe necatorになり
モモの場合はSphaerotheca pannosa
イチゴの場合Sphaerotheca humuli
トマトの場合はOidium lycopersici
キュウリの場合だとSphaerotheca cucurbitae
バラの場合はSphaerotheca pannosa となり、同じ原因菌でもそれを受け入れた植物種によって菌種は異なることになるようだ。

※写真はうどんこ病ではありません。アシカラズ

シンプル

2015-07-07 20:06:27 | Weblog
シンプルというと「Think Simple」(著 ケン・シーガル)を思い出すが、森川さんの説く『シンプル』はまた意味深い。
ジョブズの哲学は「シンプルに思考し、行動せよ」というもの、それに対して森川さんの哲学は「大切な1%に100%集中せよ」というもの。
価値観や、組織論等はよく似ているが、それを敢えて「戦わない」「差別化しない」「計画はいらない」と言い切るところに魅力を感じる。
「ユーザーは何を欲しているのか、その答えをユーザーは決して知らない、われわれは自らの頭で考え抜く。」というところはジョブズを彷彿させるが・・・。

新しい農業のカタチ

2015-07-06 21:05:24 | Weblog
伝統的な農業とは、どういう農業なのか?
地域の中で栽培されたものをその旬の時期にその土地で食する。
お米といえば、コシヒカリと言われていた時代から、地域のその土地や環境に応じたお米の品種を選択することでより地域色強くする。
種子は現代社会ではそのほとんどがF1(雑種強勢)になっているが、本来的な意味でそれぞれの土地固有の在来種を大切にしたい。
そんな小さな工夫をする中で現代風にいうと、小さな規模の地域資源循環型の農業が古くて新しい農業のあり方なのではないだろうか?
出来ればエネルギーも創り出したいが、そこまでは無理にしても、まずは規模の拡大を求めない限られた範囲の中での農の新たなカタチを模索したい。

種をとる

2015-07-05 22:12:59 | Weblog
昔はあたりまえのような行為だっただろうが、今はほとんどが行わなくなった。
現代の農業では、種をとる、所謂「自家採種」という行為を行なっている百姓はごくごく限られている。
理由は“効率”が悪いからという一言で済ませることができる訳だが、効率の話をすると“農業”自身が効率的でない産業で、戦後の高度成長期に大量生産大量消費の中では人口の急増を支えるべく慣行農法で化学肥料と農薬を多投することでさも効率を追求したかのように他者からはみえたが、投入コストと売上高の差額、つまり粗利は想像以上に少なくあまり農業者を潤すことはなかった。
つまりいつまで経っても“水呑み百姓”は“水呑み百姓”のままで何か常に誰かに搾取される立場にあった。
農業の工業化も可能なことは可能だが、そこには知恵や工夫が必要だしイノベーションが不可欠になる。これは中小企業の経営者にも同じことが言え、絶えず時代の流れを見つめ新たなステージを模索していないと市場のニーズに沿って事業を行っているだけではいずれ淘汰されてしまう。
大規模農業を政府は推進するが、補助金まみれの大規模農業は成立するかもしれないが、小さな規模では、まして補助金がなくては難しい。
しかし大量生産大量消費の成長モデルも終焉を迎え、これからはいよいよ必要になるのは小さな規模のイノベーション型の農業なのではないだろうか。それは農業の六次化というよりもひと工夫した農業、例えば“自家採種”の野菜の販売を行なうなど付加価値を如何につけるかについてよく考えることから始めた方が良さそうだ。
そう考えると以前の各地で行われていた伝統的な農業の中にヒントが隠されているのではないだろうか。

明日に架ける・・・

2015-07-04 22:44:49 | Weblog
「明日に架ける・・・」というと「橋」になるが、これは「ジャンプ台」というか「滑走台」である。
そういえば以前、大倉山シャンツェから下を覗いたことがあったが、こんなところからジャンプする人は異常だ(正常ではないという意味で)と思ったことを思い出す。
このジャンプ台は10mぐらいだろうか?10mといえば3階建てのビルの屋上のイメージだが、この高さから飛ぶだけでもなかなか根性がいる。

こんなところに

2015-07-03 23:10:59 | Weblog
こんなところに、こんな「傘」や「杖」のマークが、・・・。
駅のプラットホームの座席と座席の間に、傘や杖の立てる箇所が表記されている。
今まで使ったことはなかったが、傘を置いてみると、結構馴染むものだ。
こんな細かい気遣いが、なんともやさしいく愛らしい。